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2023年3月9日グルメコミュニティサービス「SARAH」や外食ビッグデータサービスを手がける「SARAH」が3.7億円調達

2023年3月8日、株式会社SARAHは、総額3億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
SARAHは、グルメコミュニティサービス「SARAH」や、外食ビッグデータサービス「FoodDataBank」を運営しています。
今後、「FoodDataBank」をはじめとした各種サービスとの連携を強化します。
食品口コミサイト「もぐナビ」を運営する株式会社Eat Smartを完全子会社化し、「もぐナビ」を筆頭に中食・内食のデータの強みとSARAHが持つ食品開発・マーケティングに活用できるデータをかけ合わせ、国内の食品・飲食企業のさらなる付加価値提供を目指します。
公益財団法人食の安全・安心財団が公表している統計資料によると、外食市場規模は、1997年の29兆円をピークに縮小していき、2011年には約22.9兆円に落ち込みました。
その後、食材価格の高騰・人件費上昇などにより商品単価の引き上げがあったことで市場規模は拡大傾向にあり、2019年には約26.2兆円になりました。
しかしコロナ禍によって外食市場は大きな打撃を受け、2020年の市場規模は約18.2兆円と大きく減少しています。
また食品産業全体の市場についてもこれまでは拡大傾向で推移してきましたが、今後は人口減少によって市場は量的に縮小すると見込まれています。
一方で、消費者のニーズは多様化しており、外食・中食が増加しているという状況にあります。
そのため食品業界ではこうした消費者のニーズを満たすような商品開発が今後の生き残りのために重要となっています。
SARAHは、食品・飲食企業に向け、食のビッグデータ分析サービスを提供することで、付加価値向上に貢献しています。
株式会社SARAHのコメント
このニュースを受けまして、株式会社SARAHよりコメントが届きました。
・今回の資金調達の目的は何ですか?
新規事業であるデータサービスにおける人材採用・マーケティング予算。
・今後の展望を教えてください。
「よりよい食との出会いをつくり、365日の景色をあざやかにする」というパーパスの実現。
・読者へのメッセージをお願いします。
今年も食のデータを活かした、企業やアプリ利用者様に向けた新しい取り組みに邁進していきます。
データ活用は、今後の経営戦略として重要性が高まっていくことが予測されています。データ活用のためにはデジタル化を図り、デジタル基盤を整備することが必要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。
カテゴリ | 有望企業 |
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