注目のスタートアップ

キャンプ用品のシェアリングサービス「ソトリスト」を展開する「URAKATA」が資金調達

company

2023年3月2日、株式会社URAKATAは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は沖縄振興開発金融公庫です。

また、沖縄振興開発金融公庫、琉球銀行、沖縄海邦銀行の連携による協調融資を受けたことも併せて発表しています。

URAKATAは、キャンプ用品のシェアリングサービス「ソトリスト」、キャンプ情報メディア「ソトマガ」、デジタルソリューション事業などを展開しています。

「ソトリスト」は、自宅・倉庫にあるキャンプ用品を無料で預かり、他ユーザーにレンタルすることで、キャンプ用品を有効活用するシェアリングサービスです。

用品の貸し出しには実店舗を利用しており、2023年3月現在、沖縄県浦添市、名護市、山梨県富士吉田市(河口湖店)の3店舗を展開しています。

また、キャンプ場施設向けには台帳管理システムを提供しており、道具のシェアリングと共に提携施設のオンライン予約・決済を実現しています。

さらに、国内外のメーカーと提携し、人気アウトドアブランドの主力商品・新商品を、購入前に試すことができるという新たな顧客との接点を創出しています。

今回の資金は、利用可能エリアの拡大と、レンタル品の流通量の増加を目的とした配送サービスの開始、メーカーとの連携の強化などに充当します。


コロナ禍では密を避けられるレジャーとしてキャンプの注目が高まりました。

日本オートキャンプ協会「オートキャンプ白書2022」によれば、2021年におけるキャンプ場の平均稼働率は、20.4%と過去最高の稼働率となっています。

もともとキャンプをはじめとしたアウトドア市場は2012年頃から成長を見せており、コロナ禍を経てより多様な楽しみ方をする人が増え、今後のさらなる成長が予測されています。

また、アウトドア用品市場も大きく拡大しており、たとえば有名な国内アウトドアメーカーであるスノーピークの売上高は2013年から急激に伸びており、2021年には223億円の売上高を記録しています。

キャンプの楽しみのひとつとして、キャンプ用品を設置・利用することが挙げられます。

そのためキャンプ愛好家はさまざまなキャンプ用品を買いそろえたくなってしまうものですが、キャンプ用品は保管場所に困るという課題があります。

スペースがなくなってしまうと新たなキャンプ用品を買うことができなくなってしまうほか、利用していないキャンプ用品が自宅・倉庫に眠っているという人も多いでしょう。

URAKATAは、キャンプ用品のシェアリングサービス「ソトリスト」の提供を通じ、これらの課題解決を目指しています。

企業にとってレンタルサービスなどは資金に制限のある創業期において便利な存在です。「冊子版創業手帳」では、創業期にとって大きな投資となるオフィスについて、レンタルやコワーキングスペースのメリット・デメリットを比較し、おすすめの形態を解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ URAKATA アウトドア キャンプ キャンプ用品 キャンプ道具 シェアリング シェアリング・エコノミー シェアリングサービス ソトマガ ソトリスト レジャー レンタル 予約 株式会社 沖縄県 資金調達 趣味
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

空間コンピューティングの領域でプロダクト共創事業を展開する「MESON」が資金調達
2024年6月5日、株式会社MESONは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社MIXIです。 MESONは、空間コンピューティングの社会実装を目的に、さまざまな企業とプロダクト共…
月極駐車場管理SaaS「Park Direct」を手がける「ニーリー」が三菱地所グループのCVC「BRICKS FUND TOKYO」から資金調達
2023年11月8日、株式会社ニーリーは、三菱地所株式会社が運営するスタートアップ投資ファンド「BRICKS FUND TOKYO」(共同運営者:株式会社プライムパートナーズ)から資金調達を実施したこ…
革新的なカーボン新素材を開発・製造・販売する「3DC」が資金調達
2022年5月31日、株式会社3DCは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「研究開発型スタートアップ支援事業/NEDO Entrepreneurs Program(NEP)」に採択されたこ…
「フューチャーベンチャーキャピタル」がご当地カタログギフト「地元のギフト」などを展開する「地元カンパニー」に投資を実行
2023年3月31日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、長野県と連携し、県内金融機関等と共同で設立した「信州スタートアップ・承継支援投資事業有限責任組合(信州SSファンド)」より、株式会社地…
化学薬品不使用・短時間の加水分解技術を保有する「日本ハイドロパウテック」が3.1億円調達
2022年4月1日、日本ハイドロパウテック株式会社は、総額3億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、フェアトレードカカオなどを取り扱う商社である株式会社立花商店などです。 …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集