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「デリカフーズホールディングス」が「ベジテック」と資本業務提携 「エア・ウォーター」を割当予定先とする第三者割当による新株式を発行

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2023年2月20日、デリカフーズホールディングス株式会社は、株式会社ベジテックとの業務提携、および、エア・ウォーター株式会社を割当予定先とする第三者割当による新株式の発行を決議したことを発表しました。

デリカフーズホールディングスは、外食・中食向け業務用青果物に関する仕入販売やカット野菜の製造販売事業を展開するデリカフーズ株式会社を中心に、物流事業、研究開発・分析・コンサルティング事業など、青果物の流通事業を手がけています。

ベジテックは、青果物の専門商社として、仲卸事業、加工製造事業、プロセスセンター事業を展開しています。

エア・ウォーターは、国内の3大産業ガスメーカーの1社であり、産業ガス関連事業以外にも、医療関連事業、農業・食品関連事業、エネルギー関連事業、物流関連事業などさまざまな事業を展開しています。

農業・食品関連事業は、液化窒素を使った冷凍食品の製造・販売からスタートし、2002年にハム・ソーセージ事業、2009年には農業ビジネスとして青果卸・加工・小売、さらにはスイーツの製造販売と事業を拡大しています。

今回の提携により、デリカフーズホールディングスとベジテックは、青果物の生産から販売までの一貫した取り組みを積極的に展開し、双方の集荷・加工・販売・物流機能を活用した合理的・効率的な事業運営の仕組みを構築します。また、すでに提携済のエア・ウォーターと合わせた3社体制で、より競争力のある事業展開を目指します。


近年の食品業界は、健康志向の高まり、SDGsの推進、Web・SNS発のトレンドの増加、コロナ禍などにより消費者のニーズが多様化し、さらにその移り変わりも速くなっています。

さらには食品ロスの削減や環境負荷低減の取り組みも求められており、大きな変化に直面しています。

こうした変化に対応するには、調達・開発・加工・販売といったすべてのプロセスを総合的に捉え、機能の強化を図っていくことが必要です。

デリカフーズホールディングスは、エア・ウォーター、ベジテックとの協業体制を構築し、3社の強みを補完し合うことで、主に青果物流通インフラを強化し、事業を強化・拡大していくことを目指しています。

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