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解体工事の一括見積もりWebサービスを運営する「クラッソーネ」が資金調達

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2023年2月15日、株式会社クラッソーネは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、朝倉祐介氏が代表を務めるアニマルスピリッツ合同会社です。

クラッソーネは、解体工事の一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」、家族の価値観を育てるWebマガジン「クラッソーネ マガジン」などを運営しています。

「クラッソーネ」は、物件情報を入力することで全国の登録工事会社の中から、工事内容に最適な会社の紹介を受けられ、一括見積もりができるサービスです。

さらに解体工事における不安点・疑問点は専門スタッフに相談できます。

また、空き家問題に対する取り組みも行っており、「解体費用シミュレーター」や「すまいの終活ナビ」を活用した公民連携事業は、国土交通省「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」に2年連続で採択されています。

今回の資金は、「クラッソーネ」の認知拡大、IT技術を活かした解体業界のDX推進、工事品質の向上に向けた取り組みの強化に充当します。


国内では人口減少や高齢化の進展により、空き家の数が増加しています。

総務省「平成30年住宅・土地統計調査」によると、空き家は848万9,000戸(総住宅数の13.6%)であり、2013年から約30万戸増加しています。

空き家を放置すると、老朽化による倒壊、景観の悪化、放火による火災、雪や台風など自然災害による倒壊、落雪などの問題が生じます。

たとえば、国土交通省の「令和元年空き家所有者実態調査」によると、空き家の半数以上に腐朽・破損があることがわかっています。

そのため空き家の所有者は適切に空き家を管理しなくてはならないのですが、遠くに住んでいるなどの時間やコストの問題があるため、適切に管理できる人は限られています。

さらに、所有者が空き家の解体を望んでいても、解体工事は多くの人にとってははじめて経験することであるため、相場や手続きがわからないといった課題があります。また、思った以上にコストがかかることが判明して放置してしまうこともあります。

クラッソーネはこうした解体工事の課題を解決するため、解体工事の一括見積もりWebサービス「クラッソーネ」を運営しています。

事業のさらなる成長には戦略的な資金調達やシナジーが見込める企業との提携が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。

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カテゴリ 有望企業
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