注目のスタートアップ

データガバナンスソリューションを開発する「インサイトテクノロジー」が資金調達

company

2023年2月2日、株式会社インサイトテクノロジーは、資金調達を実施したことを発表しました。

インサイトテクノロジーは、データベースの専門家集団として、データガバナンス、データインテグレーション領域において、ソフトウェア、コンサルティング、独自のAI開発サービスなどを展開しています。

2018年からはマルチデータベース・マルチクラウド対応、ライセンスのサブスクリプション化を推進しているほか、自社開発製品にAIを搭載するといった事業転換を進めています。

今後、企業におけるデータの利活用の統制を実現し、データ活用推進を支えるデータガバナンスソリューションの提供を推進していく計画です。

今回の資金は、AIによる機密情報・個人情報の自動検出や、異なるデータベース間でのリアルタイム連携などの高品質なソリューションの開発促進、パブリックセクターの開拓、セールスマーケティング組織の拡充・強化、クラウドマーケットプレイス経由でのグローバル展開などに充当します。


経済産業省は、日本企業がDX(デジタルトランスフォーメーション)を実現できなければ、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性があると指摘しています。

DXとは、デジタル化とデータ活用により、ビジネスモデルや企業そのものを変革させ、競争優位性を確立する取り組みです。

近年は中小企業でもデジタル化を実現し、データの利活用を推進する企業も登場しています。

しかしデジタル化にあたっては、セキュリティリスクが増大することも念頭に置く必要があります。

とくに中小企業は適切なセキュリティ対策を実施している割合が低く、近年のサイバー攻撃はこうした中小企業を標的としたものが多くなっています。

データガバナンスは、データ利活用に必要なルールを策定し、その利活用を監督し、ルールが守られているかをチェックする活動やその仕組みのことで、データ活用が推進される状況においてより重要となってきています。

もしデータガバナンスがまったく取り入れられていない場合、活用したいデータが見つからない、収集したデータに間違いがあったり出所がわからないためデータの信頼性が低くなる、データの形式が統一されておらず活用が困難になる、セキュリティに不安があるためデータを公開できない、といった種々様々な問題が生じます。

インサイトテクノロジーは、自社開発のデータガバナンスソリューションの提供を通じ、企業のデータ活用を支えています。

AI技術の発展により、ビッグデータの活用が進んでいます。またデータ分析の効果を最大化させるには、データ活用を前提とした業務環境を整えることも重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI インサイトテクノロジー ガバナンス ソリューション データ データガバナンス 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「HANATABA」が資金調達 ChatGPTなどのAIを活用したオンライン学習サービス「どこでも自習室」をリリース
2023年5月10日、株式会社HANATABAは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、学習支援サービス「どこでも自習室」をリリースしたことも併せて発表しました。 「どこでも自習室」は、Cha…
極希少疾患の遺伝子治療開発に取り組む「VC Gene Therapy」が1億円調達
2024年12月24日、株式会社VC Gene Therapyは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 VC Gene Therapy(VCGT)は、神戸市立神戸アイセンター病院との共同研究…
EC物流効率化SaaS「LOGILESS」提供の「ロジレス」が5億円調達
2020年11月24日、株式会社ロジレスは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 EC物流効率化SaaS「LOGILESS」を開発・提供しています。 物流業務の効率化に欠かせないOMS(…
読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」を運営する「Yondemy」が1.3億円調達
2024年3月13日、株式会社Yondemyは、総額約1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Yondemyは、子ども向けの読書教育のオンライン習い事サービス「ヨンデミー」や、Po…
譲渡型賃貸住宅「家賃が実る家」提供の「Minoru」がFUNDINNOで6,500万円調達
2020年10月12日、株式会社Minoruは、株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」による資金調達を実施し、目標金額1,625万円に対し、上限金額である6,500万円(達成率400%)…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集