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2023年1月16日「フューチャーベンチャーキャピタル」が木材プラットフォーム「eTREE」を運営する「森未来」に出資

2023年1月13日、フューチャーベンチャーキャピタル株式会社は、株式会社森未来に投資を実行したことを発表しました。
森未来は、木材プラットフォーム「eTREE(イーツリー)」の運営や、設計士・内装デザイナー等に向けた国産材のコーディネートサービスなどを展開しています。
「eTREE」は、森林・林業・木材、あらゆる情報が集約された設計士や施工業者向けのプラットフォームです。
木材にまつわるQCD(品質・価格・納期)を透明化し、木材の適正な価格での調達を実現するサービスです。
さらに木材コーディネーターにより、木材の調達から、加工、施行までをサポートしています。
流通経路が透明化されたサステナブルな木材やエシカルな木材など、SDGs観点でのコーディネートも行っています。
日本は昭和30年には木材の自給率が9割以上もありました。しかし、現在は2~3割程度に落ち込んでいます。
国内の山林では、戦後の復興によって木材需要が高まり、さらに戦争による森林の荒廃もあり、政府主導で針葉樹中心の育成林に置き換える「拡大造林政策」が強力に推進されました。
しかし木が育つ前に海外木材の輸入が進み、安価・大量・安定供給というメリットもあり国産の木材が駆逐されてしまいました。これが急激に林業が衰退した理由です。
一方、近年は米国ではロックダウン解除後からは住宅建築需要が増加し、木材の需要が高い水準となっています。さらにこの需要増加と虫害や山火事などにより原料が不足していることが要因で木材価格が高騰し、ウッドショックと呼ばれる事態となっています。
国内は使用する木材の約7割を海外からの輸入に頼っているため、このウッドショックの影響を大きく受けています。
この輸入材に頼るサプライチェーンの脆弱さがあらわになった現在、国産材への注目が高まっています。
プラットフォーム事業では参画してくれる企業・サービスの数と、プラットフォームの認知度が重要です。そのため営業とマーケティングに力を入れる必要があります。「冊子版創業手帳」では、営業を効率化してくれるツールの導入・活用ノウハウや、創業期でも低コストで始められるWebマーケティングのノウハウについて解説しています。
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