注目のスタートアップ

データ収集・構造化を実現するデータ基盤「AirLake」などを展開する「DATAFLUCT」が「エアトリ」および「ハイブリッドテクノロジーズ」と資本業務提携

company

2022年12月21日、株式会社DATAFLUCTは、株式会社エアトリ、およびその関連会社である株式会社ハイブリッドテクノロジーズと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

DATAFLUCTは、企業のデータ基盤構築やデータ利活用を推進するデータプラットフォーム事業と、複数の種類のデータを活用したAI・機械学習プロダクト開発事業を展開しています。

プロダクトとしては以下のものを提供しています。
・データ収集と構造化をノーコードで実現するデータプラットフォーム「AirLake(エアーレイク)」
・生活者の行動変容を軸とした環境価値流通プラットフォーム「becoz(ビコーズ)」
・最新のアルゴリズム・外部データを用いた高精度の需要予測サービス「Perswell(パースウェル)」
・データの力でサステナブルなまちづくりを実現する地理空間データプラットフォーム「TOWNEAR(タウニア)」
・データ連携により最適なファシリティマネジメントを実現する「builbo(ビルボ)」
・青果物の流通をデータで可視化し最適な仕入れを実現する「Fresus(フレサス)」

ハイブリッドテクノロジーズとの提携では、ハイブリッドテクノロジーズがスタートアップの事業成長を目的に出資とエンジニアリソースの提供を行う支援プロジェクトである「Hybrid Technologies Capital」の第8弾支援先として選定されています。

今回の提携により、エアトリとハイブリッドテクノロジーズが持つ知見やエンジニアリソースの提供などの支援のもと、ニーズが高まる大規模開発プロジェクトにも対応できる開発体制を構築します。

経済産業省は、日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)が実現できなかった場合、2025年以降、最大で12兆円/年の経済損失が生じる可能性を指摘しています。これを2025年の崖と呼びます。

DXとは、テクノロジーとデータの活用により、企業活動を根本的に変革し、競争優位性を確立する取り組みのことです。

多くの組織ではSaaSの導入などが進み業務効率化は実現されていますが、データ活用についてはまだ遅れているというのが現状です。

データ活用が遅れている大きな理由としては、多くの企業にはデータを分析・活用するための基盤がないこと、データを扱う人材がいないことなどが挙げられます。

とくに企業に蓄積されているデータの約8割を占めるといわれる非構造化データの活用は大きな課題のひとつです。

非構造化データとは、テキスト・画像・音声など、人間が読んで理解できるデータのことです。

非構造化データをコンピューターで検索・集計・解析できるようにするためには、行・列を持ったデータ(構造化データ)へと処理する必要がありますが、これにはデータサイエンティストなどの専門的な人材・スキルが必要となり、コストと時間がかかるという課題を抱えています。

「AirLake」は、この非構造化データを誰でも簡単に使えるデータに変換できるデータプラットフォームです。

DATAFLUCTは「AirLake」などの提供を通じ、多くの企業にデータ活用の機会を提供しています。

AI技術の発展により、ビッグデータの活用が進んでいます。またデータ分析の効果を最大化させるには、データ活用を前提とした業務環境を整えることも重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AirLake DATAFLUCT エアーレイク エアトリ データ データプラットフォーム データ基盤 データ活用 ハイブリッドテクノロジーズ 株式会社 構造化 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
普通の人が起業するには?成功する5ステップを創業手帳・代表の大久保が解説!
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

多拠点クラウド・オフィス「TeleworkSpace」開発の「テレワーク・テクノロジーズ」が資金調達
2020年6月5日、テレワーク・テクノロジーズ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 予約不要の3タップ10秒で利用できる多拠点ワークスペース・アプリ「TeleworkSpace(テレワー…
観光事業者向けタビナカDXプラットフォーム「Nutmeg」を提供する「NutmegLabs Japan」が5億円調達
2025年2月27日、NutmegLabs Japan株式会社は、総額約5億円の資金調達を実施したことを発表しました。 NutmegLabs Japanは、旅行・レジャーの観光事業者向けのタビナカDX…
クラウド経営管理システムを提供する「ログラス」が70億円調達
2024年7月31日、株式会社ログラスは、エクイティ調達総額70億円の契約を締結したことを発表しました。 今回の資金調達により、累計調達額は100億円となる予定です。 ログラスは、クラウド経営管理シス…
株式投資型クラウドファンディング「FUNDINNO」運営の「日本クラウドキャピタル」が資金調達
2021年5月12日、株式会社日本クラウドキャピタルは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、加賀電子株式会社です。 日本クラウドキャピタルは、株式投資型クラウドファンディング「FUNDI…
伝え方トレーニングサービス「kaeka」運営の「カエカ」が1.2億円調達
2022年9月1日、株式会社カエカは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 カエカは、伝え方トレーニングサービス「kaeka」(旧:GOOD SPEAK)を運営しています。 …

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集