注目のスタートアップ

ラグジュアリーファッションのシェアリングプラットフォームを展開する「HIVE Collective」が1.2億円調達

company

2022年11月16日、株式会社HIVE Collectiveは、総額約1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

HIVE Collectiveは、ラグジュアリーファッションのシェアリングプラットフォーム「HIVE Collective」を展開しています。

ラグジュアリーブランドの洋服・バッグ・靴などのファッションアイテムを会員同士で貸し借りできるプラットフォームです。

貸し手は現品を預けることで貸出ごとに収益を得ることが可能です。商品の登録作業や、発送手続き、借り手とのやり取りはすべてHIVEが代行します。

借り手は借りたい期間を選択しファッションアイテムを借りることが可能です。ブランド物のファッションアイテムを定価の5から10%で利用できます。

2022年11月現在、約400点のアイテムを取り扱っています。

今回の資金は、機能拡充や、出品数増加を目的としたマーケティングなど、正式サービスのリリースに向けた準備に充当します。

SDGsの推進により、消費者の間でモノの利用において持続可能な仕組みを求める声や、そのサービスを利用する人が増加しています。

たとえば、個人間でモノ・場所・スキルなどを貸し借りするシェアリングエコノミーは、お得に利用できる、これまで活用されていなかったもので収益を得られる、得意なことを役立てられるなどのメリットがあり、市場が拡大しています。

ところで、ファッション業界ではファストファッションの台頭により大量生産・大量消費のビジネスモデルが強い影響力を持っています。

しかしこのファストファッションは、余剰在庫の問題、大量の水の使用・マイクロプラスチックの排出などの環境問題、生産工程における過酷な労働の問題などさまざまな問題を抱えており、国際的に批難されています。

こうした状況の中、ファッション業界ではファストファッションから脱却し、良い製品を長く使うという考え方が注目されてきています。

HIVE Collectiveは、このファッション業界において、高品質なブランド品を貸し借りできるプラットフォームを整備することで、多くの人に良い製品を安価に利用できる世界を実現することを目指しています。

SDGsによって消費者の意識が変わっているため、以前までとは違った市場が登場しています。いくつもブルーオーシャンがあると考えられるため、市場を分析することが重要です。「冊子版創業手帳」では、自社の強み・弱み、市場の機会・脅威を分析するフレームワークを掲載しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ アパレル シェアリング シェアリング・エコノミー シェアリング・サービス シェアリング・プラットフォーム ファッション ファッションアイテム ブランド 株式会社 貸し借り 資金調達 高級品
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

太陽光発電投資ファンドの「ゼック」とドイツのVPP事業者「in.power」の合併会社「ZECPOWER」が始動
2020年12月4日、株式会社ゼックは、in.power GmbHとの合併で今年新たに設立した株式会社ZECPOWERが始動したことを発表しました。 ゼックは、太陽光発電投資ファンド事業を展開していま…
超音波モーターと搬送用自律移動ロボットを開発・販売する「Piezo Sonic」が「神田工業」と資本業務提携
2022年7月22日、株式会社Piezo Sonicは、神田工業株式会社と、2022年7月7日に資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 Piezo Sonicは、ロボットや医療機器での利用に適…
自然エネルギー発電事業などを展開する「自然電力」がカナダの大手年金基金「CDPQ」から700億円調達
2022年10月24日、自然電力株式会社は、カナダのケベック州貯蓄投資公庫(Caisse de dépôt et placement du Québec:CDPQ)が全額引き受ける転換社債型新株予約権…
企業と協力し小中高生向けキャリア教育を支援する「CHEERS」が資金調達
2024年12月18日、CHEERS株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、明治安田生命保険相互会社です。 CHEERSは、さまざまな企業との協力で小中高生向けキャリア教育を支援…
新型コロナウイルス対策として「ネットで資金調達」。お申込みから入金まで全て遠隔から可能に
株式会社日本クラウドキャピタル(以下JCC)は、お申込みから入金までの資金調達の全プロセスをオンラインを活用して遠隔でも完結することができるよう体制を強化しました。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集