注目のスタートアップ

リアルタイム共同編集が可能なゲーム制作サービス「キリンジー」を開発する「Killinzy」が2,000万円調達

company

2022年11月1日、株式会社Killinzyは、総額2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

Killinzyは、ゲーム制作サービス「キリンジー」を開発しています。

プログラミングスキルに依存しないユーザーインターフェースを特徴とした独自開発のゲームエンジン「キリンエンジン」をベースとしていること、既存のゲームエンジンでは難しいリアルタイム共同編集を実現していること、「キリンジー」で制作したゲームを公開しユーザーが自由にプレイできるプラットフォーム/コミュニティの構築を目指していることを特徴としています。

リアルタイム共同編集は、バーチャル空間に複数のクリエイター(プレイヤー)がアクセスし、その空間上で同時に作業(オブジェクトの配置、動作の設定など)ができるというものです。

今回の資金は、本リリースに向けたプロダクト開発に充当します。

ビデオゲームの開発では、ゲームエンジンと呼ばれる、ゲームに必要となる主要な処理(3D描画処理、物理演算、衝突判定)などをあらかじめ組み込んだソフトウェアが利用されることが一般的です。

このゲームエンジンを利用することで汎用的な動作・処理に関するプログラミングが不要となり、浮いた時間をコンテンツのクオリティアップに充てることが可能となります。

また、主要なゲームエンジン(Unityなど)は、ベースとなるシステムだけでなく、ゲームを開発するための開発環境(エディタなど)も提供しており、ゲームクリエイターにとって重要なツールのひとつとなっています。

Killinzyが開発する「キリンジー」「キリンエンジン」は、こうしたゲーム開発環境/ゲームエンジンです。

特徴は、バーチャル空間(いわゆるメタバース)内で直接ゲーム制作ができる点と、複数人で同時に制作(リアルタイム共同編集)が可能な点です。

通常のゲーム制作でクリエイターが触れるのは、Unityなどのエディターや、プログラミングするテキストエディター、3DCGツールなどです。

しかし「キリンジー」は、バーチャル空間にプレイヤーとしてアクセスし、そのプレイヤーを介してゲーム制作ができます。つまり、ゲーム制作ができるゲームというイメージです。

ゲームを遊ぶようにゲーム制作ができる環境があれば、小学生などの子どもでも、自らの能力を十分に発揮したゲーム制作が可能になるかもしれません。

事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資を受けるためのノウハウなどを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ Killinzy エンジン エンターテインメント キリンエンジン キリンジー ゲーム ゲームエンジン ゲーム制作サービス バーチャル空間 ビデオゲーム プログラミング メタバース リアルタイム リアルタイム共同編集 制作 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

プリント基板製造における環境負荷を大幅に低減する製造技術を提供する「エレファンテック」が21.5億円調達
2022年10月17日、エレファンテック株式会社は、総額21億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エレファンテックは、プリント基板製造における水・資源・エネルギーを大幅に削減する革…
サステナビリティに力を入れている企業と学生をマッチングする「エシカル就活」運営の「アレスグッド」が1.2億円調達
2022年7月5日、株式会社アレスグッドは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、サイバーエージェント・キャピタル、East Ventures、丸井グループです。 …
商業用不動産データ分析基盤「estie pro」を提供する「estie」が金融機関からの長期借入などにより16億円調達
2023年4月19日、株式会社estieは、商工中金、三菱UFJ銀行など複数の金融機関より長期借入及びコミットメントライン(融資枠)等による総額16億円の資金調達(融資枠を含む)を実施したことを発表し…
建物メンテナンス業務管理SaaS「Qosmos」運営の「BPM」が資金調達
2020年12月3日、BPM株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 建物メンテナンス業務管理SaaS「Qosmos」や、建物メンテナンス履歴管理アプリ「Qosmos AR」、工事請負・施工…
不動産仲介会社向けSaaSなど提供の「Housmart」が3億円調達
2020年1月22日、株式会社Housmartは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 不動産仲介会社向けSaaS「プロポクラウド」や、個人向けの中古マンション提案アプリ「カウル」を提…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集