注目のスタートアップ

訃報確認や弔電・香典のやり取りを可能にするデジタルプラットフォーム「bloom-post」を展開する「Swell」が資金調達

company

2022年10月12日、株式会社Swellは、資金調達を実施したことを発表しました。

Swellは、オンラインで訃報の確認や、弔電・香典を送ることが可能なデジタルプラットフォーム「bloom-post(ブルーム ポスト)」を提供しています。

葬儀社が遺族ごとに専用ページを作成し、URLを故人の知り合いにメールやSNSなどで知らせることで、訃報の連絡ができます。

専用ページには葬儀情報が掲載されているほか、弔電・香典・供物・供花を手配できる機能があります。

さらに、弔電・香典などを手配することで、クラウドアルバム上に故人との写真を投稿でき、専用ページを閲覧する人すべてに共有できます。

葬儀社側の導入・契約費用・利用料は無料であるため、コストをかけずにオンラインの取り組みを開始できます。

日本では高齢化の進行により年間死亡者数も増加傾向にあります。

死亡者数の増加により葬儀関連市場は安定成長が見込まれていますが、コロナ禍や、家族葬などの小規模な葬儀へのシフトが進むといった、大きな環境の変化も起きています。

葬儀は基本的にオフラインで実施されるものであるため、とくにコロナ禍の影響が大きく、多くの葬儀社が対応に苦慮しました。

また、訃報の連絡や弔電・香典などのデジタル化・オンライン化による葬儀社の効率化と、喪主の負担軽減の取り組みも進められています。

Swellは、葬儀の小規模化が進むことで、葬儀に参列できない人が増え、弔意を表すことができない状況にあることを課題として捉えています。

弔電などは何らかの事情で葬儀に参列できない人が弔意を表すため従来から利用されているサービスです。

Swellは、こうした弔電・香典などのやり取りをWeb上で行えるようにすることで、デジタルの時代において、より多くの人が弔意を表すことができる場所を提供することを目指しています。

株式会社Swellのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Swell 代表取締役 坂元充氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

開発を強化してドライブをかけ、bloom-postの市場投入のスピードをアップさせる為です。

・今後の展望を教えてください。

Swellは人生の節目をデザインし、文化にうねりを起こすために起業しました。

bloom-postは「弔意をカタチにできる場所」を提供するサービスです。

香典辞退などが多くなって昨今に、弔意を表す新しい場所を提供することで、より多くの方がもっと積極的に弔意を行動に移して欲しいと願っています。

そして、故人が大輪を咲かせた人生のエンディングを盛大に送り出すのが当たり前の世の中にしたいと思っています。

・読者へのメッセージをお願いします。

私は葬儀社で働くサラリーマンから、「はなテック」という、祝うをカタチにできるサービスを立ち上げました。

そして、いま資金調達も受け、bloom-postという新たなサービスを市場に投入するべく奮起しています。

創業手帳をご覧になっている方は、少なからず起業に興味や憧れを持っていると思います。

私がみなさんのお伝えしたいのは「創業は信念を持ち、人を巻き込み、行動あるのみ」です。

いつか、どこかでみなさんと協業できるようなことがあれば私自身もとても嬉しく思います。

これをきっかけに、bloom-postならびにSwellを応援していただけたら嬉しいです。

デジタル化はあらゆる領域に及んでいます。しかしデジタル化・DX推進のためのシステム・ツールの導入・運用にはコストがかかるため、創業期は厳選して導入することが重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ bloom-post Swell オンライン デジタル プラットフォーム ブルーム ポスト ライフイベント 冠婚葬祭 弔電 株式会社 葬儀 葬式 訃報 資金調達 香典
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
【2025年最新版】合同会社と株式会社の違いを徹底比較!メリット・デメリットや選び方をわかりやすく解説
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

病気を治療するアプリ開発の「キュア・アップ」が22億円調達
株式会社キュア・アップは、総額22億円の資金調達を実施したことを発表しました。 高度なソフトウェア技術と医学的エビデンスに基づいた、疾患治療用プログラム医療機器「治療アプリ」を開発しています。 現在、…
カスタマイズ・サプリ提供の「トリコ」が資金調達
2019年10月23日、トリコ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 肌診断からサプリをカスタマイズして処方する「FUJIMI BEAUTY SUPPLEMENT」や、コスメ・スキンケアを…
LTP(低融点熱可塑性推進薬)を開発する「ロケットリンクテクノロジー」が6億円調達
2025年7月11日、株式会社ロケットリンクテクノロジーは、総額6億円の資金調達を発表しました。 ロケットリンクテクノロジーは、誰でも宇宙で活躍できる社会の実現を目指し、LTP(低融点熱可塑性推進薬)…
「公認会計士 久禮義継事務所」が新たな廃業の仕方を提案する「ストップ・ザ・廃業」サービスを開始
2020年10月31日、株式会社H2オーケストレーターは、公認会計士 久禮義継事務所において、「ストップ・ザ・廃業」サービスを開始することを発表しました。 「ストップ・ザ・廃業」は、事業の継続が難しい…
家計簿アプリとプリペイドカードがセットになった支出管理サービス「B/43」提供の「スマートバンク」が20億円調達
2022年7月13日、株式会社スマートバンクは、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 スマートバンクは、家計簿アプリとプリペイドカードがセットになった支出管理サービス「B/43(ビーヨ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集