注目のスタートアップ

フードデリバリーの一括検索アプリ「done!」を運営する「いえメシ」が4,200万円調達

company

2022年9月30日、株式会社いえメシは、総額4,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。

いえメシは、フードデリバリーの一括検索アプリ「done!」を開発・提供しています。

フードデリバリーサービス(出前館、Uber Eats、menu、Wolt)を横断検索して注文できるアプリです。

サービスごとに異なる料金や時間を比較できるため、最適なデリバリーサービスを選ぶことができます。

2022年10月現在、北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、静岡、愛知、京都、大阪、広島、福岡、佐賀、沖縄の計13都道府県に対応しています。

今回の資金は、開発体制の強化、対応エリアの拡大に充当します。

飲食店が作った料理を注文する人の家などに配達する出前(デリバリー)は、国内では江戸時代初頭から提供されていたといいます。

従来の出前は、出前を提供する店舗自体が配達を行っていることがほとんどでした。

米国において、配達を行う個人事業主と飲食店をマッチングするサービスであるUber Eatsが登場したことで、デリバリーサービスに革新がもたらされました。

Uber Eatsは、自前で配達員を用意する必要がないため、小規模な飲食店であってもデリバリーサービスに参入することが可能です。

また、配達員も自転車やバイクで配達できることから配達員側の敷居も低く、サービスは拡大していきました。

さらにコロナ禍によって感染症対策のために外食が自粛・規制されたこともあり、デリバリーサービスの需要が高まり、国内においても新興デリバリーサービスが乱立しました。

現在はその波も落ち着き、利用されるデリバリーサービスも絞られてきた感はありますが、それでも複数のサービスが存在しています。

デリバリーサービスでは、それぞれ登録されている店舗が異なるほか、配達料や料理そのものの値段が異なることもあります。

すべてのサービスのアプリをインストールして検索するというのは手間であるため、「done!」があることで多くのユーザーは便利にフードデリバリーサービスを利用できるようになるでしょう。

株式会社いえメシのコメント

このニュースを受けまして、株式会社いえメシ 代表取締役 高田真彰氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

フードデリバリー一括検索注文アプリ「done!(ダン)」の開発体制の強化と対応エリア拡大のためです。

・今後の展望を教えてください。

まずは全国に対応予定です。その後大手以外のデリバリープロバイダや、クイックコマースやネットスーパー等にも対応していく方針です。

早めに海外に進出していきたいと考えています。

・読者へのメッセージをお願いします。

フードデリバリーを使っている時に、配達料金が高いと感じたり、配達エリアが限られていてあのお店の料理が食べられないと残念に思ったり、料理が届くまで時間がかかりすぎると感じたことはないでしょうか?

また、あるお店がどのデリバリーサービスなら届けてくれるか複数のアプリを開いて何度も検索したり、ほんとは色々なお店の料理を食べたいけど失敗したくなくて特定のお店でのみ注文する経験のある方もいらっしゃるかと思います。

「done!」はこれらの課題を解決するために作られた一括検索アプリです。ぜひ一度触ってみていただけると嬉しいです。

事業拡大には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ done! menu Uber Eats Wolt いえメシ デリバリー フード フードデリバリー 出前館 株式会社 検索 横断検索 比較 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

少人数私募債発行支援サービス提供の「Siiibo」が2億円調達
2020年3月31日、株式会社Siiiboは、総額約2億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 少人数私募債発行支援サービスを提供しています。 財務アドバイザーとして私募債の発行(自己…
決裁者マッチングプラットフォーム「チラCEO」を運営する「オンリーストーリー」が9.55億円調達
2022年8月10日、株式会社オンリーストーリーは、総額約9億5,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 オンリーストーリーは、決裁者マッチングプラットフォーム「チラCEO」を運営していま…
「vivola」が3,000万円調達 不妊治療データ検索アプリ「cocoromi」を正式リリース
2021年4月22日、vivola株式会社は、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、不妊治療データ検索サービス「cocoromi(ココロミ)」のスマートフォン・アプリの提供…
最適な研究開発人材をAIでマッチングするプラットフォーム「CoA Researcher」を開発・運営する「CoA Nexus」が1.5億円調達
2023年11月30日、株式会社CoA Nexusは、総額1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、今回の資金調達に伴い、株式会社Srustから、株式会社CoA Nexus(コ…
習慣化アプリ「みんチャレ」を手がける「エーテンラボ」が資金調達
2024年1月22日、エーテンラボ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 今回のA2ラウンドでの調達額は、合計4億4,000万円となります エーテンラボは、習慣化アプリ「みんチャレ」を開発…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集