創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年9月1日無人外貨両替機と運用システムを開発・提供する「エクステック」が資金調達
2022年8月31日、株式会社エクステックは、資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、阪急阪神ホールディングスのCVCファンド「阪急阪神イノベーションパートナーズ投資事業有限責任組合」などです。
エクステックは、無人外貨両替機「Simple Exchange」と、その運用システムの開発・販売・オペレーションを展開しています。
「Simple Exchange」は、15言語・14の通貨と、交通系ICカードへのチャージに対応しています。
他社製品と比べて安価かつコンパクトであるという特徴を有しています。
また、両替レートのAIによる自動設定によって効率的な運営が可能です。
阪急阪神ホールディングスとは、2021年3月から共同で、沿線の駅やホテルなどに「Simple Exchange」の設置を進めています。
今後も阪急阪神ホールディングスとの協業を通じ、両替時のレシートなどを活用したさまざまな施設への送客など、訪日外国人向けの新たなサービスの提供に取り組みます。
—
訪日観光客は、2010年前後には約850万人ほどでしたが、2019年には約3,200万人と、10年で3倍以上に増加しています。
新型コロナウイルス感染症の流行により訪日観光客は激減してしまいましたが、コロナ後は同程度、もしくはリバウンド需要で2019年よりも多くの外国人観光客が訪れるのではないかと予測されています。
海外旅行においては現地で使われている通貨への両替が必須です。
両替は空港の銀行や両替所、外貨両替機で行うことができます。
窓口は混み合っていることもあり、また手数料もかかることから、近年は外貨両替機を利用する人も増えています。
観光庁の訪日観光客へのアンケート調査「旅行中に困ったこと」によると、2016年は両替が16.8%あり、両替所不足が課題となっていましたが、2018年には6.5%へと減少しています。
これは外貨両替機の各地への導入が進んだことが要因であると考えられます。
事業の成長には戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を掲載しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | Simple Exchange エクステック 両替 交通系ICカード 外貨 株式会社 無人 資金調達 運用 阪急阪神ホールディングス |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年10月3日、株式会社バンカーズ・ホールディングは、11億円の資金調達を実施したことを発表しました。また、総額15億円のうち残る4億円は2022年11月までに払込が完了する予定です。 バンカー…
2022年6月14日、株式会社ツクルバは、株式会社丸井グループに対し、7億円分の種類株式を発行することを2022年6月13日に決議したことを発表しました。 また、この株式の発行により調達した資金は、現…
2023年11月6日、株式会社フォーステックは、株式会社ゼンリンデータコム、名古屋テレビ・ベンチャーズ合同会社と業務提携を締結したことを発表しました。 またこれに先立ち、2023年9月15日に第三者割…
2022年10月26日、SHE株式会社は、総額約18億円の資金調達を実施したことを発表しました。 SHEは、女性向けキャリアスクール「SHElikes(シーライクス)」や、ミレニアル世代の女性で構成さ…
2020年3月9日、キャトル株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 商品を使ってもらいたいメーカーと、社員・顧客の満足度を高めたい施設をマッチングするサービス「aircatalog(エアカ…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…