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無人外貨両替機と運用システムを開発・提供する「エクステック」が資金調達

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2022年8月31日、株式会社エクステックは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、阪急阪神ホールディングスのCVCファンド「阪急阪神イノベーションパートナーズ投資事業有限責任組合」などです。

エクステックは、無人外貨両替機「Simple Exchange」と、その運用システムの開発・販売・オペレーションを展開しています。

「Simple Exchange」は、15言語・14の通貨と、交通系ICカードへのチャージに対応しています。

他社製品と比べて安価かつコンパクトであるという特徴を有しています。

また、両替レートのAIによる自動設定によって効率的な運営が可能です。

阪急阪神ホールディングスとは、2021年3月から共同で、沿線の駅やホテルなどに「Simple Exchange」の設置を進めています。

今後も阪急阪神ホールディングスとの協業を通じ、両替時のレシートなどを活用したさまざまな施設への送客など、訪日外国人向けの新たなサービスの提供に取り組みます。

訪日観光客は、2010年前後には約850万人ほどでしたが、2019年には約3,200万人と、10年で3倍以上に増加しています。

新型コロナウイルス感染症の流行により訪日観光客は激減してしまいましたが、コロナ後は同程度、もしくはリバウンド需要で2019年よりも多くの外国人観光客が訪れるのではないかと予測されています。

海外旅行においては現地で使われている通貨への両替が必須です。

両替は空港の銀行や両替所、外貨両替機で行うことができます。

窓口は混み合っていることもあり、また手数料もかかることから、近年は外貨両替機を利用する人も増えています。

観光庁の訪日観光客へのアンケート調査「旅行中に困ったこと」によると、2016年は両替が16.8%あり、両替所不足が課題となっていましたが、2018年には6.5%へと減少しています。

これは外貨両替機の各地への導入が進んだことが要因であると考えられます。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ Simple Exchange エクステック 両替 交通系ICカード 外貨 株式会社 無人 資金調達 運用 阪急阪神ホールディングス
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