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「ジェイフロンティア」が保険業界のDXを推進する「フィナンシャル・エージェンシー」と資本業務提携

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2022年7月29日、ジェイフロンティア株式会社は、株式会社フィナンシャル・エージェンシーに対し出資を行うと共に、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

ジェイフロンティアは、オンライン診療からオンライン服薬指導、処方薬の宅配までをワンストップで提供するサービス「SOKUYAKU」を運営しています。

フィナンシャル・エージェンシーは、保険流通のデジタルBPOプラットフォームや、保険契約者向けサポートサービス「よつば」、保険代理店向けRPAソリューション、保険ヘルスケアビッグデータから新たな保険商品の開発・提供を行う保険IoT事業を展開しています。

今回の提携により、フィナンシャル・エージェンシーとフィナンシャル・エージェンシーが提携する保険会社・保険代理店が有する顧客基盤に「SOKUYAKU」を提案し、普及・拡大を図ります。

また、保険金の支払い漏れを削減するため、オンライン診療での診察結果などに応じて請求可能な加入保険・請求方法を周知するリマインド機能と、保険金請求をシンプルかつ迅速に実施できる機能の「SOKUYAKU」への実装を目指します。

ほかにも「SOKUYAKU」に蓄積されるパーソナルヘルスケアデータの解析により、パーソナライズされた新たな保険商品の開発を推進していく予定です。

生命保険文化センターの、2021年度「生命保険に関する全国実態調査」によると、生命保険(個人年金保険を含む)の世帯加入率は89.8%と非常に高い水準となっています。

一方で、保険業界は、国内の少子化の進展によって新規加入者の減少と、高齢者の増加による高額な支払い負担の増加が見込まれています。

そのため、顧客満足度の向上による加入者の増加や、テクノロジーを活用した新たな保険商品の開発、業務効率化によってコストを削減するといった施策が求められています。

とくにテクノロジーを活用した保険商品では、ヘルスケアデータなどのビッグデータやウェアラブルデバイスなどから得られる日々の身体情報を活用し、保険料の最適化を実現した商品や、最適な保険商品を提案するサービスなどが増えてくると考えられています。

事故・災害・病気などはいつどんなときに訪れるのかわかりません。そのため万が一の備えとして保険に加入します。企業においても不測の事態に備えることは重要ですが、保険はスタートアップや中小企業にとっては費用の負担が大きいものでもあります。そこで活用できるのが共済制度です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、共済制度の仕組みを解説し、スタートアップ・中小企業におすすめの共済を紹介しています。

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カテゴリ 有望企業
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