注目のスタートアップ

成長企業向け法人カード提供の「UPSIDER」が資金調達

company

2022年7月13日、株式会社UPSIDERは、資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、みずほキャピタルと、SMBCベンチャーキャピタルです。既存株主である三菱UFJキャピタルとあわせ、国内メガバンク系VC3社からの資金調達を完了しています。

UPSIDERは、成長企業向けの法人カードサービス「UPSIDER」や、ビジネスあと払いサービス「支払い.com」を提供しています。

「UPSIDER」は、成長投資に見合う利用限度額を得られなかった企業に対し、後払い・前払いによって柔軟な限度額(最大1億円以上)を提供する法人カードサービスです。

また、利用明細の即日確認や、部門・使用別の発行・明細管理、バーチャルカードの発行などにより効率的な支出管理を行うことができます。

「支払い.com」は、BtoB取引におけるあらゆる銀行振込での支払いを、クレジットカードで決済できるサービスです。クレジットカードで決済することで、クレジットカードの引き落とし日まで支払いを延長できます。

法人カード(法人向けクレジットカード)は、個人のクレジットカードと同じく、決済の際にはカード会社が加盟店に代金を立て替えて支払い、翌月末など特定の日にカード利用者(法人)に一括で請求します。

これにより法人は代金の支払いを一時的に遅らせたり、支払いをまとめることが可能であるため、資金繰りの一種として活用できます。

しかし日本では法人カードの利用率が低いという課題があります。

法人カードが普及していない要因としては、起業したてでは法人カードが作れなかったり、作れたとしても実用に値するほどの利用限度額ではないということが挙げられます。個人のクレジットカードよりも低い限度額のケースもあります。

また、既存のカード会社の利用限度額算定の仕組みは過去3期分の決算書をベースとしています。そのため、成長企業であっても設立から間もない場合は赤字状態であると判断され、限度額が低くなってしまうのです。

UPSIDERの法人カード「UPSIDER」は、成長企業でも実用に値する高い限度額のカードをスピーディに発行することで、成長企業のさらなる成長を支援しています。

利用率が低い法人カードですが、業務効率化に役立つものでもあるため、リソースの足りない創業期では大きな助けとなってくれるかもしれません。「冊子版創業手帳」では、法人カードの活用法や、おすすめのカードについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Fintech UPSIDER クレジット・カード 後払い 成長企業 支出管理 支払い.com 株式会社 決済 法人カード 管理 資金調達 金融
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
持続化給付金の申請開始!最大200万円給付で事業を下支えー概要やポイントは?
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
事業計画書の書き方とは?18ステップごとにわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

次世代型アバター・ロボット「ugo」開発・提供の「Mira Robotics」が2.25億円調達 「ugo株式会社」に社名変更
2021年4月28日、Mira Robotics株式会社は、総額2億2,250万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、ugo株式会社に社名変更したことも併せて発表しました。 2本のアームと…
ノーコードアプリ開発プラットフォーム「applimo」運営の「ドコドア」が資金調達
2021年6月1日、ドコドア株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 ノーコードアプリ開発プラットフォーム「applimo(アプリモ)」を運営しています。 初期費用0円、月額10,780円か…
「Acompany」がデータ連携の課題を解決するプライバシーテックサービス「AutoPrivacy」をリリース
2022年4月13日、株式会社Acompanyは、「AutoPrivacy」をリリースしたことを発表しました。 Acompanyが提供する「AutoPrivacy」は、データコラボレーションの課題を一…
従来の石油由来製品を代替する芳香族系バイオプラスチック原料の製造技術を開発する「グリーンケミカル」が1.7億円調達
2024年2月2日、株式会社グリーンケミカルは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 グリーンケミカルは、非可食バイオマス資源を原料に、従来の石油由来製品を代替する芳香族系バ…
ナレッジ経営クラウド「Qast」運営の「any」が1.5億円調達
2021年6月23日、any株式会社は、総額約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 社内のナレッジ共有ツール「Qast(キャスト)」を運営しています。 Q&AとWikiにより、社…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集