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2022年7月14日衣服・ライフスタイル生産プラットフォーム「sitateru CLOUD」提供の「シタテル」が資金調達 「TSI」と資本業務提携
2022年7月13日、シタテル株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。
また、引受先であるTSIホールディングスと資本業務提携契約を締結したこともあわせて発表しています。
シタテルは、衣服を中心としたバリューチェーン全体の課題に対応したクラウドサービス「sitateru CLOUD」を提供しています。
衣服生産における情報管理と工場とのコミュニケーションをデジタル化し、業務の管理・可視化・取引の効率化・サプライチェーンの最適化を実現する「生産支援」と、在庫リスクなしで生産・販売から配送までをワンストップ管理するECパッケージ「販売支援」の2種類のソリューションを提供しています。
TSIとの資本業務提携により、小・中規模ブランドのクラウド支援や、ものづくりのローカライズ化と国内サプライヤーネットワーク基盤の強化を行っていきます。
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アパレル業界ではファストファッションの台頭により大量生産・大量消費のビジネスモデルが大きなものとなっています。
一方で大量生産・大量消費モデルは余剰在庫の問題が取り沙汰されています。年間約28億点の商品が生産され、半数となる約14億点が余っているともいわれています。
また、このビジネスモデルは環境負荷が高く、生産工程における過酷な労働問題などもあり、大きな批判にさらされています。そのため、ビジネスモデルの転換の必要性が業界内だけでなく消費者にも認識されています。
また、コロナ禍はアパレル業界に大きな打撃を与えました。アパレル商品を買う人が少なくなり、大量の在庫を抱えることになって大幅に業績が悪化してしまいました。
これによりアパレル業界では、ECへの注力や、個性的な商品の小口の需要を捉えて迅速に生産し商品化するといったビジネスモデルへの転換が進んでいます。
一方で、こうした小ロット多品種の生産では細やかな生産管理が必要となります。そのため、新たな時代に対応した生産管理システムが求められているのです。
また、近年アパレル業界では、D2C(Direct to Consumer)という、企業が直接消費者に商品を届けるビジネスモデルが注目されています。
D2Cには、小柄な人向け・胸の大きな女性向けなどニッチなアイテムをこだわりをもって提供するブランドや、顧客との関わりあいを大事にしコーディネートやアイテムの相談などに積極的に乗るブランド、テクノロジーを活用し比較的安価にオーダーメイドスーツを提供するブランドなど、さまざまなスタイルがあります。
D2Cではアイデアをスピーディに形にできる体制が必要であり、商品開発・ブランディング・マーケティング・ECなどを自社で行い、生産は基本的には外部の工場・職人に任せるという形をとります。
D2Cではこだわりを商品に反映するため、工場・職人と綿密な打ち合わせをくり返すことになります。そのため、こうした工場・職人とのマッチング・やり取りを効率化する仕組みのニーズも高まっています。
業務効率化はすべてのビジネスにおいて重要です。創業期はなにもない状態からはじまるため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備について詳しく解説しています。
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