注目のスタートアップ

ウェルビーイングを実現するサービス「ミキワメ ウェルビーイング」など提供の「リーディングマーク」が5億円調達

company

2022年7月13日、株式会社リーディングマークは、総額5億円の資金調達を実施したことを発表しました。

リーディングマークは、適性検査クラウド「ミキワメ適性検査」や、一流企業に会える就活サイト「ミキワメ」(旧:レクミー)、ウェルビーイングを実現するサービス「ミキワメ ウェルビーイング」、学生の会員制キャリア支援サービス「NEXVEL」を展開しています。

「ミキワメ ウェルビーイング」は、社員のメンタル状態を可視化し、適切なアドバイスを行うことでウェルビーイングを実現するサービスです。

独自開発の性格検査によってそれぞれの社員の性格を可視化し、ウェルビーイングの実現のための最適なアドバイスを提供します。

また、月1~2回実施する個人に最適化された2分のサーベイにより社員のコンディションを定期的に把握し、ダッシュボードで組織の状況とケアが必要な社員を可視化します。

これにより適切なアドバイスの提供を実現し、社員の幸福度を向上させ休職・離職を防ぎます。

今回の資金は、「ミキワメ ウェルビーイング」の機能拡張や、人材採用に充当します。

厚生労働省の「令和3年 労働安全衛生調査(実態調査)」によると、メンタルヘルス対策に取り組んでいる事業所の割合は、労働者数50人以上の事業所で94.4%(前年92.8%)、労働者数30~49人の事業所で70.7%(前年69.1%)、労働者数10~29人の事業所で49.6%(前年53.5%)となっています。

以前まで健康管理は個人の責任として考えられていました。しかし劣悪な労働環境やパワハラなどが原因で労働者の自殺が増加したことで、企業の社会的責任が問われるようになりました。

また、従業員の健康が生産性に大きく影響していることや、人手不足により従業員に長く働いてもらう必要があることから、企業では従業員の健康管理や健康増進に戦略的に取り組む「健康経営」という考え方が広まっています。

健康管理を実施するには、まず従業員の健康状態を可視化する必要があります。そのため、多くの企業で健康管理関連のシステムのニーズが高まっているのです。

株式会社リーディングマークのコメント

このニュースを受けまして、株式会社リーディングマークよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

休職・離職を防ぐ「ミキワメ ウェルビーイング」の開発および人材採用に充当し、更なる組織拡大とサービスの普及が目的です。

・今後の展望を教えてください。

「ミキワメ ウェルビーイング」の以下の機能拡張により当社のミッションである、人々の自己実現を支援することをウェルビーイングを世に広げていくことで成し遂げていきます。
・休職・離職の予兆を察知するアルゴリズムの精度向上
・⼈的資本の情報開⽰に対応した開⽰情報の可視化

・読者へのメッセージをお願いします。

ウェルビーイングとは、⾁体的、精神的、社会的に満たされた状態(持続的な幸福状態)のことを指し、幸福度が高い社員は、低い社員に比べて、生産性が高く、離職率が低いということが分かっています。

人々の幸福度を向上させて日本中の方々にウェルビーイングを広げる取り組みに注目いただければと思います。

また、適性検査、人事、採用などに関する情報発信ブログ「ミキワメラボ」も運営していますので、こちらもぜひご活用ください。

心身の状態は仕事をするために重要です。また、人を雇う場合、自分だけはなく従業員の状態も管理しなくてはなりません。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、ストレスチェック実施のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ウェルビーイング クラウド サービス ミキワメ ミキワメ ウェルビーイング メンタル メンタル・ヘルス リーディングマーク レクミー 健康 健康経営 可視化 就活 株式会社 資金調達 適性検査
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介
【2025年版】補助金・助成金を活用しよう!起業・創業・開業に役立つ15選の制度
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

社内規程SaaS提供の「KiteRa」が4,000万円調達
2019年12月4日、株式会社KiteRaは、総額約4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 就業規則や社内規程をWeb上で自動作成・運用できるSaaS「KiteRa(キテラ)」を提供し…
コーヒーのサブスクリプション・サービス運営の「POST COFFEE」が5,000万円調達
2019年10月1日、POST COFFEE株式会社は、総額約5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 コーヒーのサブスクリプション・サービス「PostCoffee」を運営しています。 …
受取請求書の自動処理サービス「sweeep」提供の「オートメーションラボ」が資金調達
2020年9月25日、オートメーションラボ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「sweeep」のリニューアルを行ったことも併せて発表しました。 「sweeep」は、AIを活用し請…
細管内の走行・撮影が可能なミミズ型ロボットを開発する「ソラリス」が4.1億円調達 ミミズ型ロボット量産へ
2022年5月25日、株式会社ソラリスは、総額4億1,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ソラリスは、細管内の走行・撮影が可能なミミズ型ロボットを開発しています。 独自開発の人工筋肉に…
不動産開発のデジタルインフラ事業を手がける「トグルホールディングス」が5.6億円調達
2023年11月15日、トグルホールディングス株式会社は、総額5億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 トグルホールディングスは、不動産開発のデジタルインフラ「sketch」、デジタ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集