創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年7月9日オリーブ生産事業を核に6次産業化事業などを進める「CREA FARM」が資金調達
2022年7月7日、株式会社CREA FARMは、資金調達を実施したことを発表しました。
CREA FARMは、オリーブ生産事業、オリーブ加工商品の開発・販売事業、観光農園事業、ワンストップコンサルティングサービス「CREA LABO」、オリーブオイル専門店「CREA TABLE」の運営などを展開しています。
「CREA LABO」は、専門家アライアンスによる、農産物の6次産業化や異業種との協業による地域産品の開発や高付加価値化を実現するワンストップコンサルティングサービスです。
今回の資金は、以下の2つの事業に充当します。
・自社生産オリーブオイルを活用した加工食品の拡大、オリーブエキスを活用した化粧品やサプリメント、生活雑貨の企画開発販売などを行う「農園発ライフスタイルブランド」育成事業
・日本全国の生産者・加工事業者・地域商社・地域金融機関・自治体らと連携し、食と農の新たなバリューチェーンを構築する「国産クラフト産品の開発販売のプラットフォーム」創出事業
—
国内では2011年3月に六次産業化法が施行され、農林漁業者の所得向上のため農林漁業の6次産業化が推進されました。
6次産業化とは、生産者自身が第2次産業(加工・製造)と第3次産業(販売などのサービス提供)を一体的に行って付加価値を高めるという取り組みです。
一方で、生産者は加工・製造・販売のプロではないため、既存の事業者と競える商品を作れず、6次産業に取り組むことでむしろ利益率が下がってしまう事業者も存在しています。
この課題を解決するため、生産者間では生産者単独で6次産業に取り組むのではなく、その地域や団体で一体的に取り組むことで、各々の強みを生かした6次産業化を実現するという方法も増えてきています。
CREA FARMは、生産者・食品事業者・化粧品販売会社などとの連携による地域クラフト産品の開発・販売・プロデュース事業により、地域の連携による6次産業化を支援することを目指しています。
他社との提携や協業は、ビジネスの拡大や新たなイノベーションを起こすために重要なもののひとつです。「冊子版創業手帳」では、人脈を広げる方法や、商工会議所の活用方法など、販路拡大や提携先をみつけるためのノウハウを詳しく解説しています。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | 6次産業 オリーブ オリーブオイル コンサルティング ワンストップ 六次産業 加工 商品 専門店 株式会社 生産 観光 販売 資金調達 農業 農産物 開発 食品 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年10月28日、ミーチュー株式会社は、総額約7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先の1社であるJR東日本スタートアップ株式会社とは、資本業務提携することに合意して…
2023年7月13日、株式会社リクシィは、総額約1億9,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 リクシィは、新郎新婦と結婚式場をオンラインでマッチングするサービス「トキハナ」、結婚手続きの…
一般社団法人全国農業会議所は、令和4年度「経営継承・発展等支援事業」の2次募集について発表しました。 地域農業の担い手の経営を継承した後継者が、経営継承後の経営発展に関する計画(販路の開拓、新品種の導…
2024年12月25日、株式会社Culture Generation Japanは、株式会社neighborhoodからの出資を受け入れたことを発表しました。 Culture Generation J…
2023年3月13日、株式会社10Xは、複数の金融機関等から借入等により、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 10Xは、小売ECプラットフォーム「Stailer(ステイラー)」を提供…
大久保の視点
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…