注目のスタートアップ

「南日本運輸倉庫」とロジスティクス業界にトータルソリューションを提供する「ファーストオーダー」が資本業務提携

company

2022年7月7日、南日本運輸倉庫株式会社は、ファーストオーダー株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

ファースト・オーダーは、ロジスティクス業界にトータルソリューションを提供しています。

WMS(物流センターシステム)、TMS(配送管理システム)、HR-TEC(作業実績収集システム)のそれぞれのパッケージをクラウドで提供しています。

南日本運輸倉庫は、チルド・フローズン食品輸送事業や倉庫事業などを展開しています。

今回の提携により、食品コールドチェーン物流向けパッケージソフトの新規開発を進めます。

冷凍・冷蔵商品は温度を徹底管理する必要があるため、冷凍・冷蔵物流は細心の注意が必要となります。

冷凍・冷蔵物流と通常物流の違う点は、生産から消費者のもとに届くまで一貫した温度管理が必要となることです。

また、技術の向上により、従来よりも鮮度を保った商品を届けられるようになったことで、冷蔵・冷凍商品の市場は拡大を続けています。

一方で、国内の冷凍・冷蔵物流は、2020年の特定フロンの製造中止、冷凍・冷蔵物流設備の老朽化、人手不足などの課題を抱えています。

そのため冷凍・冷蔵物流においてもDX(デジタルトランスフォーメーション)が推進されています。

ファーストオーダーは、物流においてスマートフォンやクラウドを活用したトータルソリューションを提供しています。

今回の南日本運輸倉庫との資本提携は、冷凍・冷蔵物流においてもDXを進めていくことを目的としており、今後どのようなソリューションを提供していくのか注目が必要です。

株式会社ファーストオーダーのコメント

このニュースを受けまして、株式会社ファーストオーダーよりコメントが届きました。

・今回の資本業務提携の目的は何ですか?

弊社のWMS等のユーザー様としてお取引を進めてきた中で、「両社で物流事業に特化したDXモデルを構築し、零細物流企業でも安価で簡単に導入できる、またIT難民の高齢者にも優しい、スマホとクラウドで直ぐに利用可能なシステムを提供してゆこう」との方向性で一致し、資本業務提携に関する契約を締結しました。

・今後の展望を教えてください。

2022年下期より、個別モジュール単位(WMS、車両動態監視など)でのリリースを開始、2024年末までに順次拡充予定をしております。

・読者へのメッセージをお願いします

弊社は、より多くの企業が使えるロジスティクスソリューションを目指し、2018年3月に創業したIT企業で、自社オリジナルシステムである物流センターシステム「FIRST-FORCE」、配車管理システム「TRANS-FORCE」等のロジスティクス戦略システムを展開しています。
詳しくは、弊社webサイトにお越しください。
https://www.first-order.co.jp/

デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ HR-TEC TMS WMS クラウド ソリューション チルド ファーストオーダー フローズン ロジスティクス 南日本運輸倉庫 株式会社 資本業務提携 輸送 食品
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
有限会社とは?なぜもう設立できないのか?
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

仮想通貨・ブロックチェーンメディア運営の「CoinPost」が映像製作スタジオ「NOMA」を率いる「EDLEAD」と業務提携
2021年12月2日、株式会社CoinPostは、EDLEAD inc.と業務提携契約を締結したことを発表しました。 CoinPostは、仮想通貨・ブロックチェーンメディア「CoinPost」を運営し…
「アーカス・ジャパン」が次世代ECサイトプラットフォーム「Arcury」と位置情報を用いた作戦管理・遂行・評価サービス「Arcury for Location」をリリース
2022年9月16日、アーカス・ジャパン株式会社は、「Arcury for Location」をリリースしたことを発表しました。 「Arcury for Location」は、作戦の計画から遂行・評価…
自動運転技術を開発する「ティアフォー」がGI基金採択・資金調達 400億円規模の開発を推進
2022年7月19日、株式会社ティアフォーは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構の「グリーンイノベーション基金事業(GI基金)」の自動運転ソフトウェアに関する研究開発項目に採択されたこ…
アニメーション作品の企画制作プロダクション「ツインエンジン」が資金調達
2022年8月29日、株式会社ツインエンジンは、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、中国・深セン市の大手IT・ネットサービス企業テンセント社、電子書籍プラットフォーム「めちゃコミック」を…
空間の価値を最大化するソリューション「StayX」を提供する「matsuri technologies」が13.4億円調達
2024年6月13日、matsuri technologies株式会社は、総額13億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 matsuri technologiesは、ソフトウェアを主…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集