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2022年6月29日AIソリューションを提供する「シナモン」が5億円調達
2022年6月28日、株式会社シナモンは、5億円の資金調達を実施したことを発表しました。
引受先は、第一生命保険株式会社です。
シナモンは、AI-OCR「FLAX SCANNER」、自社開発の音声認識エンジンと自然言語処理技術を組み合わせた専用システムを提供する「Rossa Voice」、文章の意味を理解し必要な情報を提供するAI「Aurora Clipper」など、AIを活用したソリューションを提供しています。
第一生命保険に対しては、保険金・給付金請求時に提出される診断書の“医学用語が記載された手書き文字”をテキスト化するAI技術を提供していました。
今回の資金調達を機に、生命保険業のバリューチェーンにおける抜本的な変革に向け、第一生命との事業シナジーを追求します。
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コンピューターで扱うデータには、大きく分けて構造化データと非構造化データの2種類があります。
構造化データとは、コンピューターが理解できるように構造的に作られたデータのことです。表計算ソフトやデータベースなど、行・列を持つ表形式のデータがそれにあたります。
非構造化データとは、人間が読んだりして内容を理解できる、人間のためのデータのことです。文章、画像、音声などが非構造化データと呼ばれています。
ビッグデータの80%以上はこの非構造化データだといわれています。従来まではコンピューターではこの非構造化データを理解できなかったため、80%以上のデータが無駄になっていました。
AI技術の発展はこの状況を大きく変えました。非構造化データの解析精度が大幅に向上し、実用に値するレベルになったことで、AIを活用したデジタル化が進んでいます。
ところで、ビジネスによっては、手書きの書類や電話による音声コミュニケーションが主流となっている現場があります。保険業界はそのようなアナログな業務が多い業界のひとつなっています。
新型コロナウイルス感染症の流行により、保険業界においてもテレワークの導入やデジタル化が強制的に進むことになりました。
これにより従来の業務フローがいかに非効率的だったか気づかされる企業が増えており、AIなど最先端技術を活用した変革が進みはじめています。
デジタル時代において企業を成長させるためには、最新のツールを活用することが重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。
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