注目のスタートアップ

クラウド型メールサービス「yaritori」提供の「Onebox」が2,000万円調達

company

2022年6月22日、Onebox株式会社は、2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、株式会社ココナラスキルパートナーズです。

また、2022年4月21日には総額4,000万円の資金調達の実施を発表しています。

Oneboxは、クラウド型のメールサービス「yaritori」を運営しています。

メールのみ対応・対応済みなどのステータスでメールを分類したり、メール返信担当者の設定機能により、複数人でのメール対応を効率化するメールサービスです。

EメールをチームのためのEメールとして再設計し、さまざまなツールと連携することでより良いコミュニケーションツールへと成長させるために開発しています。

中長期的には、Eメールを中心とした“社内外のコラボレーションのハブ”への成長を目指しています。

「ビジネスメール実態調査2021」によると、仕事で使っている主なコミュニケーション手段の第1位は「メール」で、さらに98.9%と圧倒的に利用されていることがわかります。

Slackなどのビジネスチャットが普及していることを考えると、これは予想外に大きな数字でもあります。

また、メールクライアントの利用率は「Outlook」と「Gmail」の2つがほとんどを占めており、多くの組織はこの2つのメールクライアントをベースに仕事が回っているといえます。

しかし、Eメールが誕生して数十年経ちますが、Eメールの構造上生じている課題は解決されていません。メールは基本的に1対1のやり取りを前提としているため、企業などの組織で生じる複数人のやり取りでは情報が混乱するケースが生じるという課題があります。

たとえば、組織にメールを共有する場合には転送しますが、それを行っていくうちに、誰に情報共有したのか、ちゃんと対応してくれたのか、もっとも重要な情報はどれなのか、と混乱してしまいます。

これがメールにおける大きな課題であり、ビジネスチャットなどへの転換が求められている理由のひとつでもあります。

Oneboxは、複数人でのメール対応を効率化するクラウド型メールサービス「yaritori」により、メールという圧倒的に利用されているコミュニケーションをそのままに、新たな業務体験を提供しています。

既存のシステムがある場合、新たなシステムを導入する際にはコストがかかります。しかし創業期はなにも導入されていないまっさらな状態なため、最新のシステムを導入するのにうってつけです。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Eメール Onebox yaritori クラウド コミュニケーション サービス チーム メール メール・クライアント メール・サービス 株式会社 組織 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

オリジナルIP・コンテンツを企画・開発する「オッドナンバー」が15億円調達
2022年12月15日、株式会社オッドナンバーは、総額15億円の資金調達を実施したことを発表しました。 オッドナンバーは、オリジナルIPとコンテンツの企画・開発を行っています。 Web3やメタバースが…
家計簿アプリとプリペイドカードがセットになった支出管理サービス「B/43」提供の「スマートバンク」が20億円調達
2022年7月13日、株式会社スマートバンクは、総額20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 スマートバンクは、家計簿アプリとプリペイドカードがセットになった支出管理サービス「B/43(ビーヨ…
オンラインギフトサービス「Giftmall」などを運営する「ギフトモール」が50億円超調達
2024年10月22日、株式会社ギフトモールは、総額50億円超の資金調達を実施したことを発表しました。 ギフトモールは、オンラインギフトサービス「Giftmall(ギフトモール)」や、専属バイヤーが厳…
AIと量子コンピュータ搭載のクラウド・プラットフォーム提供の「グルーヴノーツ」が7.3億円調達
2020年5月27日、株式会社グルーヴノーツは、総額7億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AIと量子コンピュータを搭載したクラウド・プラットフォーム「MAGELLAN BLOCK…
健康食品の商品開発から広告運用販売までを一気通貫で行う「BijoyOEM」がリリース
2022年1月11日、株式会社メディアドは、「BijoyOEM」をリリースしたことを発表しました。 「BijoyOEM」は、健康食品の商品企画から販売戦略までを一気通貫で行う、OEM開発支援サービスで…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集