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2022年6月15日植物肉「ミラクルミート」の「DAIZ」が「ミヨシ油脂」と資本業務提携 植物性油脂による商品開発で協業
2022年6月14日、DAIZ株式会社は、ミヨシ油脂株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。
DAIZは、発芽大豆由来の植物肉「ミラクルミート」を開発・製造しています。
大豆の発芽という生理現象を応用した技術により旨味や栄養価を増大させ、余分な添加物や加工助剤を使用せずに、肉に近い食感・風味を実現しています。
ミヨシ油脂は、業務用加工油脂メーカーとして、加工油脂の研究開発・製造・販売や、植物性原料のみを使って動物性油脂のおいしさを創りだした食用油脂ブランド「botanova」を展開しています。
今回の提携により、ミヨシ油脂が持つ植物性油脂と「ミラクルミート」をかけ合わせた研究開発を行い、「ミラクルミート」の付加価値向上を図ります。
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世界的な人口増大により、早くて2030年にはタンパク質の需要と供給のバランスが崩れはじめると予測されています。
また、畜産の倫理的・環境的な課題もあり、新たなタンパク質の開発と供給の取り組みが世界的に推進されています。
とくに植物由来の原料を食肉のように加工した植物肉(代替肉)は、欧米で開発・普及が進んでいます。
国内では、1960年代から植物肉を開発する不二製油グループが様々な企業と共同開発・企画を行っているほか、マルコメ、大塚食品、伊藤ハム、日本ハムなど大手食品メーカーも相次いで参入しています。
一方で、植物肉は肉としての食味を再現するため添加物を入れているものが目立ちます。そのため植物を原料としているにも関わらず健康に悪いといわれることもあります。
DAIZの開発する「ミラクルミート」は、発芽大豆を利用することにより、添加物不要で肉のような弾力と食感を再現していることを特徴としています。
また「ミラクルミート」は欧米の人が苦手な大豆の特有の風味が生成されないため、海外市場においても受け入れられる可能性もあります。
今回のミヨシ油脂との協業により、さらに「ミラクルミート」が肉の味を再現できれば、プラントベースフード市場において多くのシェア獲得につながるでしょう。
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