注目のスタートアップ

再生可能エネルギーの導入・ 調達コンサルティングなどの「クリーンエナジーコネクト」が76億円調達

company

2022年5月26日、株式会社クリーンエナジーコネクトは、総額76億円の資金調達を実施したことを発表しました。

この資金調達は、みずほ銀行をエージェントとした金融機関7社のシンジケートローンによるものです。

クリーンエナジーコネクトは、RE100参加企業などに向けた再生可能エネルギーの導入・調達コンサルティング事業や、新規非FIT再エネ発電所を自家消費用発電所として仕立て生グリーン電力を供給する事業、新規に開発される非FIT再エネ発電所の生グリーン電力を活用した「オフサイトPPA(バーチャルPPA)」の提供、オンサイト自家消費事業などを展開しています。

今回の資金は、オフサイトコーポレートPPA用サービスのNon-FIT低圧太陽光発電所の開発の推進に充当します。

SDGs(持続可能な開発目標)が示されたことにより、世界的にクリーンなエネルギーである再生可能エネルギーの普及に向けた取り組みが推進されています。

これにより企業では、脱炭素化や事業で使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うRE100などの取り組みが推進されています。

RE100において再生可能エネルギーを調達する方法としては、以下の6つの方法が認められています。

・企業の敷地内に自らが保有する再エネ設備からの購入
・企業の敷地内に供給者が設置した再エネ設備からの購入
・企業の敷地外に設置した再エネ設備からの直接購入
・企業の敷地外にある系統に接続した再エネ設備からの直接購入(PPA電力販売契約など)
・再エネ事業との電力購入契約(グリーン電力)
・環境価値を切り離した電力証書の購入

クリーンエナジーコネクトは、オフサイト型コーポレートPPAの推進により、国内の再生可能エネルギーの普及を支援しています。

オフサイト型コーポレートPPAとはオフサイトPPAとも呼ばれ、敷地外の発電設備から送配電網を介して利用者に送電するモデルです。

環境、社会、ガバナンスに配慮する企業に積極的に投資するESG投資が世界的に盛んとなってきています。サプライチェーン排出量を把握・管理することは投資家に対するアピールにもなります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ Non-FIT太陽光発電所 RE100 オフサイトPPA クリーンエナジーコネクト コンサルティング バーチャルPPA 再エネ 再生可能エネルギー 太陽光発電 株式会社 資金調達 非FIT
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
合同会社とは?メリット・デメリット、株式会社との違いをわかりやすく解説
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

スマートホームサービス「SpaceCore」を提供する「アクセルラボ」が「システムシェアード」と資本業務提携 1億円調達
2023年4月3日、株式会社アクセルラボは、1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、引受先である株式会社システムシェアードとは、資本業務提携を締結しています。 アクセルラボは、スマートホ…
保険テックの「justInCase」が10億円調達
2019年12月9日、株式会社justInCaseと、株式会社justInCaseTechnologiesは、総額約10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 デジタル・プラットフォームを主戦場…
空間活用・無人運営を実現する「StayX」展開の「matsuri technologies」が20億円調達
2022年3月24日、matsuri technologies株式会社は、総額約20億円の資金調達を実施したことを発表しました。 空間活用・無人運営を実現するソリューション「StayX」や、民泊向けP…
製薬・医療業界向けメッセージングプラットフォーム「Shaperon」を提供する「シャペロン」(旧:フラジェリン)が3.5億円調達
2023年2月10日、株式会社シャペロンは、総額約3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、2023年2月10日から、株式会社フラジェリンから株式会社シャペロンへと社名を変更す…
自動野菜収穫ロボット開発の「inaho」が資金調達
2019年8月28日、inaho株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 自動野菜収穫ロボットと、そのロボットを活用したSaaSモデルのサービスを開発しています。 今回の資金は以下の点の強化…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集