分散型コンピューティングパワー(計算力)を提供する「モルゲンロット」が「三菱商事」と資本業務提携

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2022年5月20日、モルゲンロット株式会社は、三菱商事株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

モルゲンロットは、分散処理コア技術「Excalibur」を中核としたソフトウェア開発力と、最先端のGPU技術を採用した先端ハードウェアシステムにより、高度な計算能力をクラウドベースで提供しています。

サービスとしては、クラウドCGレンダリングサービス「RenderPool」を提供しています。

また、GPUサーバーのノウハウを活用し、再生可能エネルギーや余剰電力を活用したグリーンデータセンター事業も展開しています。

今回の三菱商事との提携により、分散型データセンター網の構築、リアルタイム処理・低遅延処理を実現する為のエッジコンピューティングインフラの開発・実装など、新たなビジネス機会の創出を図ります。

また、ASEANを中心とした海外での協働事業展開も検討しています。現在、シンガポールにおける大規模計算力提供事業の共同展開に向けた協議を行っています。

大規模のデータ処理をひとつのサーバーで行うと、負荷がかかりすぎてしまい、パフォーマンスに悪い影響を与えてしまいます。

そのため、機械学習など大規模のデータを処理する際には、複数のサーバーに負荷を分散させて処理を行う分散処理という技術を利用することとなります。

近年のクラウドの普及により、機械学習などはクラウド上のリソースを使って分散処理で動かすということも増えています。クラウド上のリソースを活用すれば、コストの関係上自前でサーバーを用意できない企業でも、大規模のデータ処理が行えるようになります。

モルゲンロットは、クラウドを活用した分散処理において、CGレンダリングサービス「RenderPool」や、GPUクラウドなどを提供しています。

また、現在分散処理を行うためのデータセンターは、潤沢な電力を常に供給することによって成立しています。

モルゲンロットは、環境配慮型のデータセンター(グリーンデータセンター)を実現するため、再生可能エネルギー電力会社にコンテナ型のデータセンターの販売・保守・運用を提供し、再生可能エネルギー・余剰電力をコンピューティングパワーへと変換し、必要とする組織に提供するというビジネスモデルを構築しています。

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