注目のスタートアップ

「ONE SLASH ONE」が資金調達 次世代型マイクロジム「1/workout」のプロトタイプを公開

company

2022年5月9日、株式会社ONE SLASH ONEは、資金調達を実施したことを発表しました。

また、次世代型マイクロジム「1/workout」のプロトタイプを公開したことも併せて発表しました。

「1/workout」は、AIアルゴリズムと、自動でセットアップとアシストを行う高重量トレーニングマシンにより、セルフでも効果的で安全な筋力トレーニングを可能にするマイクロジムです。

独自設計のトレーニングマシンは、ユーザーの体格に合わせて種目ごとにバーベル・セフティバーの位置を自動的にセットアップすることができます。AIによって危険な動きを察知し、セーフティバーを自動的にセットするため、安全にトレーニングを行うことが可能です。

プログラムについては、スピードを基準としたトレーニング理論であるVelocity-based Trainingをもとに、ユーザーのトレーニング目的と筋力レベル、そして当日の体調に最適化されたプログラムを自動生成します。

トレーニングマシン・AIカメラ・センサーなどは、15平米ほどのスペースに設置されており、ユーザーは完全個室空間の中でトレーニングを行うことができます。

今回の資金は、AI搭載の高重量トレーニングマシンの開発や、開発人材の採用、年内のパイロット店舗のオープンに向けた開業資金に充当します。

新型コロナウイルスの流行により、人びとの健康に関する意識は大きく変化しました。コロナ以前から健康志向は続いていましたが、コロナによりさらに高まっている状況にあります。

経済産業省が公表している「特定サービス産業動態統計調査」によると、フィットネスクラブの売上と利用者数は堅調に成長しており、2019年には全国に約336万人の会員が存在しています。

また、近年はテクノロジーの発展により、次世代のセルフ型ジムも増加しています。こういったセルフ型ジムでは、トレーニングマシンなどにAIを組み込むことでトレーニングの状況を可視化し、最適なトレーニングのサポートや、トレーニングプログラムの自動作成などを実現しています。

これを活用することで多くの業務効率化を図り、クオリティの高いトレーニングと低廉化を両立することができるのです。

日本は欧米と比べてみるとフィットネスクラブへの参加率は相対的に低く、まだまだ成長の余地があるといえます。ユーザーをさらに増やすためには、会員となるまでのハードルを低くし、月額料金を安くして継続しやすくすることがひとつの手として考えられるため、こういったテクノロジーを活用したセルフ型ジムは大きく広がっていく可能性があります。

心身の状態は仕事をするために重要です。また、人を雇う場合、自分だけはなく従業員の状態も管理しなくてはなりません。起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「総務手帳」では、ストレス・チェック実施のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ 1/workout AI ONE SLASH ONE ジム トレーニング フィットネス ヘルスケア 株式会社 自動 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
【初心者向け】事業計画書の書き方18ステップ|起業・融資対応テンプレート付
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

日本の映像コンテンツの世界流通を手がける「REMOW」が1億円調達
2023年1月27日、REMOW株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、株式会社MBSメディアホールディングス、株式会社TBSホールディングスです。 REMOWは、日…
「mealmates」が2,400万円調達 新感覚グルメSNS「mealmates」を正式リリース
2023年9月1日、株式会社mealmatesは、2,400万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、新感覚グルメSNS「mealmates」(iOSアプリ)をリリースしたことも併せて発表し…
会員制予防ケアサービスや法人向けオンライン診療サービスを手がける「アンドエル」が資金調達
2024年7月4日、アンドエル株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、会員制予防ケアサービス「AndL Doc」と、法人向けオンライン診療サービス「AndL Work」をリリースした…
遠隔ICUサポートサービス提供の「T-ICU」が5.7億円調達
2021年12月28日、株式会社T-ICUは、総額5億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 重症患者診療現場向けの遠隔相談サービス「リリーヴ」や、ICU・一般病棟向け遠隔モニタリング…
がんの根治を目的とした天然型マイクロRNAの核酸医薬を開発する「PURMX Therapeutics」が8.5億円調達
2022年5月31日、株式会社PURMX Therapeuticsは、総額約8億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 PURMX Therapeuticsは、難治性疾患の治療のため、…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集