注目のスタートアップ

ESG/SDGsに特化した非財務データプラットフォーム「TERRAST」提供の「サステナブル・ラボ」が資金調達

company

2022年3月9日、サステナブル・ラボ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。

ESG/SDGsに特化した非財務データプラットフォーム「TERRAST(テラスト)」(β版)を提供しています。

企業の環境・社会貢献度を、AIとビッグデータを用いて客観的数値で可視化した非財務データバンクです。

1社あたり700~800項目の非財務データを収集しAIによって解析し、総合スコア・気候変動・環境管理・ダイバーシティ・労働者の権利など個別テーマごとに可視化しています。

2021年12月から有償展開を行い、一部金融機関に導入されています。

今回の資金は、グローバル展開や、人材・採用基盤の強化に充当されます。

世界の平均気温は長期的にみて上昇傾向にあります。このまま地球温暖化が進むと今世紀末には地球の平均気温が最大で約4.8℃も上昇してしまうという予測があります。この気候変動に対応するためには、国などの政府機関だけでなく企業による取り組みが必須となっています。

このような背景から、世界では環境・社会・ガバナンス要素を考慮して投資先を決定するESG投資が盛んになっています。また、SDGs(持続可能な開発目標)の推進もあり企業では、ESGやSDGsを考慮した経営の重要性が高まっています。

一方で、ESGやSDGsは主に非財務情報に分類されますが、これまで重視されてこなかった情報であるだけに、統一的なルールやフレームワークがないといった課題が顕在化しています。

こうした課題を解決するため、サステナブル・ラボは、投資家・事業会社に向けてESG/SDGsに特化した非財務データプラットフォーム「TERRAST」を提供しています。

解析された情報をもとにESG/SDGsに関する数値が各テーマごとに可視化されており、他企業の環境・社会貢献度を確認できるほか、どのような取り組みが効果を上げているのか、自社は他社と比べてどうなのかといったことを把握することができます。

今後、ESGやSDGsに関する取り組みは企業活動にとって必須のものとなっていくと考えられるため、「TERRAST」のような非財務情報のデータバンクは大きな役目を果たしていくことになるでしょう。

ESG投資などの登場など、以前の資金調達状況とは大きな変化が訪れています。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受ける方法など、資金調達のノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ ESG SDGs TERRAST サステナブル・ラボ データ テラスト ビッグデータ 株式会社 比較 資金調達 非財務データ 非財務情報
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
一般社団法人設立サムネイル
一般社団法人設立の完全ガイド|設立の流れ・メリット・手続き一覧など徹底解説!

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

電力卸売業の「エナジーグリッド」が12億円調達
2022年10月3日、エナジーグリッド株式会社は、総額12億円の資金調達を実施したことを発表しました。 エナジーグリッドは、2022年2月から、小売電力事業者として事業を開始しています。 エナジーグリ…
NousLagus株式会社 守屋恵美|デジタルツール導入の要件定義効率化ツールの提供事業が注目の企業
企業がデジタルツールを導入する際の要件定義を明確にし、効率よく該当事業者との連携を図れるサポートツールの提供事業で注目なのが、守屋恵美さんが2021年に創業したNousLagus株式会社(ノスラゴス株…
「三菱UFJキャピタル」が超小型陽子線がん治療装置を開発する「ビードットメディカル」に追加出資
2023年4月26日、三菱UFJキャピタル株式会社は、運営する「MUFGメディカルファンド」より、株式会社ビードットメディカルに追加出資を実行したことを発表しました、 ビードットメディカルは、国立研究…
電動キックボード・電動自転車のシェアリングサービス「LUUP」を展開する「Luup」が36億円調達
2023年11月7日、株式会社Luupは、デットファイナンスとアセットファイナンスにより総額約36億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Luupは、電動キックボードや小型電動アシスト自転車など…
ラボ型開発・請負開発サービス「DX Studio」などを手がける「Freecracy」が資金調達
2024年1月23日、Freecracy株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 引受先は、PKSHA Technology Capitalと松尾研究所傘下のMK Capitalが運営する…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集