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Z世代向けマーケティング事業展開の「uzumaki creative」が3,000万円調達 NFTアートプロジェクト「AR Mask Club」を発表

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2022年3月2日、株式会社uzumaki creativeは、総額約3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

また、NFTアートプロジェクト「AR Mask Club」も併せて発表しました。

uzumaki creativeは、SNSマーケティング事業(Instagram ARフィルター制作、TikTok運用、TikTok音源制作、縦型ミュージックビデオ制作)を展開しています。

今回発表した「AR Mask Club」は、Instagram ARフィルター制作によって得られた知見を活用した事業です。

ARフィルター(現実世界にデジタルなモノを重ね合わせるもの)と“お面”をかけ合わせ、ARのお面をかぶることで自分をさらけ出せる非日常体験を提供することを目的としています。

また、NFTを活用することで、ARクリエイターなど収益を得られにくかったクリエイターに適切な報酬が支払われる仕組みを構築していきます。

今回の資金は、組織とマーケティングの拡大、NFT事業の推進に充当される予定です。

Instagramには「Spark AR」というAR機能が搭載されています。

動画を撮影する際に、自分の顔や身体、周辺の空間にデジタルなモノを動的に配置できるというもので、一般的にはARフィルターという言葉で認識されています。

Instagramでは、音楽に合わせて動くような機能を搭載したARフィルターも開発されており、今後のアップデートにより一般ユーザーの利用が進んでいくと考えられます。

こうしたARコンテンツは、企業のPRで利用されている事例も確認できます。たとえばファッションブランドの「DIOR」は公式Instagramアカウントでアイテムの試着をARフィルターとして提供しています。

uzumaki creativeは、このARフィルターの領域においてNFTを活用することにより、ARフィルターのクリエイターに適切な報酬が支払われる仕組みを構築することを目指しています。

ARフィルターは新しい文化であるため、今後どのように広がっていくのか予測がつかない部分があります。

一方で、ARはVRとは違って専用のデバイスを必要とせず、スマートフォンひとつで利用できるため、新たな時代の表現方法としてARのほうが先に市場に広がると考えられます。

Z世代をターゲットとしている企業は、ARフィルターといった新たな文化にも注目が必要です。

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カテゴリ 有望企業
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