注目のスタートアップ

お金のオンラインチャット相談プラットフォーム「お金の健康診断」など運営の「400F」が3.6億円調達

company

2022年1月26日、株式会社400Fは、総額3億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

お金のオンラインチャット相談プラットフォーム「お金の健康診断」や、お金の悩み・疑問を解決するWebメディア「オカネコ」、金融サービス仲介事業であるオンラインアドバイザー事業を展開しています。

「お金の健康診断」は、居住地、年齢、年収、家族構成など簡単な質問に答えるだけで、同地域・同年代の人と比較したユーザーの家計状況を診断し、専門家からのアドバイスコメントをもらえるサービスです。

オンラインアドバイザー事業は、ユーザーとのチャット・ビデオ通話などを通じて資産形成アドバイスを行うサービスを提供しています。開始当初は証券のみを取り扱ってモデルを作り、その後銀行や保険サービスにも参入する計画です。

現在の金利は限りなく0%に近い低金利であるため、預金だけでは資産を増やすことは難しい状況にあります。

また、公的年金の支給水準が2割減るとの試算が公表されたことなどもあり、若年層からの資産形成の重要性が高まっています。

資産形成ニーズの高まりを受け、AIが投資を行うロボアドバイザーなどのテクノロジーを活用した資産運用サービスや、資産形成に関するアドバイスを行うファイナンシャルプランナーとマッチングするサービスなど、様々な金融サービスが登場しています。

また、2021年11月1日に、一部改正された「金融商品の販売等に関する法律」が施行されました。

これによって新たに「金融サービス仲介業」が創設され、ひとつの登録で銀行・証券・保険すべての分野のサービスを仲介することが可能となりました。

金融機関に帰属しないため、より利用者視点での金融サービス提供が可能になるということも特徴のひとつです。

金融サービス仲介業は、400Fのようなベンチャー企業の参入によるイノベーションが期待されている領域です。今後の動向に注目が必要です。

企業経営でも先を見据えた資金の運用・管理は重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期における資金繰り表の作成術など、資金に関するノウハウを詳しく解説しています。

カテゴリ 有望企業
関連タグ 400F オカネコ オンライン オンライン・アドバイザー お金 お金の健康診断 チャット ファイナンシャル・プランナー プラットフォーム 株式会社 相談 資産形成 資金調達 金融サービス仲介業
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
酒類販売業免許とは?お酒の販売には免許が必要!飲食店開業のための酒販免許取得を専門家が解説
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
合同会社の設立方法を徹底解説|費用・手続き・必要書類まで分かりやすく解説!
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
企業組合とは?設立方法とメリット・デメリットを紹介

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

既存NFTを活用できるNFTゲームを開発する「Seretan」が1,100万円調達
2022年10月15日、株式会社Seretanは、総額1,100万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Seretanは、イーサリアムをはじめとした対象となる複数チェーン内すべてのNFTが使用可…
創造的プログラミングアプリ「Springin’」開発の「しくみデザイン」が3億円調達
2021年7月30日、株式会社しくみデザインは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 創造的プログラミングアプリ「Springin’(スプリンギン)」を開発しています。 文字を使うことな…
ショート動画マーケットプレイスを提供する「Kamilas4am」が資金調達
2023年11月6日、kamilas4am株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 これにより、資金調達額は前回ラウンドと合わせ、約5,000万円となりました。 Kamilas4amは、縦型…
eスポーツチームを運営する「REJECT」が3億円調達
2023年3月24日、株式会社REJECTは、総額約3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 REJECTは、プロeスポーツチーム「REJECT」、ゲームタレントブランド「REVIZE」を運営し…
製造業特化の設備保全業務効率化SaaSを開発する「FAcraft」が資金調達
2024年4月9日、株式会社FAcraftは、資金調達を実施したことを発表しました。 FAcraftは、製造業に特化した設備保全業務効率化SaaSを開発しています。 修理状況を把握・共有できる機能、画…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集