創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2022年1月7日脳ドック用ソフトウェア提供の「CogSmart」が3.5億円調達

2022年1月6日、株式会社CogSmartは、総額3億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。
脳ドック用ソフトウェア「BrainSuite(ブレーン スイート)」を提供しています。
頭部MR画像をAI解析技術などによって解析することで、海馬の体積や萎縮程度を測定・評価し、同性・同世代と比較した脳の健康状態を可視化するソフトウェアです。
脳の健康状態の維持・改善のためのアドバイスをレポートとして出力し、医師の診断・判断をサポートします。
2022年1月現在、⾸都圏の脳ドック提供病院を中⼼に提供していますが、東北や⻄⽇本エリアの病院でも提供を開始しており、今後全国各地での提供を予定しています。
今回の資金は、国内外でのさらなる研究開発の推進や事業拡⼤に充当されます。
認知症には様々な種類がありますが、もっとも多いのはアルツハイマー型認知症です。
アルツハイマー型認知症の治療のためには、早期発見・早期治療が重要ですが、医師による問診や認知機能テストだけでは診断を下すことが難しいとされています。
認知症リスクの検査として一般的なのは、MR検査などの画像診断を検査項目として設定している脳ドックです。
CogSmartは、この脳ドックにおいて、AIによる画像分析などを活用することで医師の診断を支援するソフトウェアを提供しています。
また、アルツハイマー型認知症は、遺伝的要因以外にも生活習慣も要因であることがわかっており、生活習慣の改善といったアドバイスも行うことで、認知症予防をサポートしています。
医療においてAIによる画像分析は、がんなどの疾患の診断にも広く活用されており、今後スタンダードな手法として普及していくことでしょう。
AIは研究開発だけでなく、ビジネス活動の効率化においても活用されています。AIを活用したツールは生産性を向上させてくれる可能性がありますので、積極的に導入を考えましょう。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらもご参考ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 有望企業 |
---|---|
関連タグ | AI BrainSuite CogSmart MR ヘルスケア 健康 可視化 技術 株式会社 画像 脳ドック 解析 診断 認知症 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年6月5日、株式会社Opening Lineは、資金調達を実施したことを発表しました。 Opening Lineは、次世代型ファイルセキュリティシステム「JUGGLE(ジャグル)」を提供してい…
2020年8月24日、株式会社ミナカラは、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。 ユーザーが正しい知識とともに医薬品を購入できるオンライン薬局「minacolor(ミナカラ)」を運営してい…
2021年12月16日、東京ロボティクス株式会社は、株式会社五十嵐電機製作所との資本業務提携を通じ、2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 東京ロボティクスは、研究用のロボットアームや人型ロボ…
2024年2月28日、Oishii Farm Corporation(本社:アメリカ・ニュージャージー州)は、日本円にして総額約30億円の資金調達を実施したことを発表しました。 Oishii Farm…
大阪中小企業投資育成株式会社が主催するセミナー「DX時代の中小企業がやるべきセキュリティ対策」が開催されます。 最新のセキュリティ動向をお伝えするとともに、中小企業でも取り組むことができるセキュリティ…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…