注目のスタートアップ

脳波系開発・脳波解析の「PGV」が1.5億円調達

company

2021年12月22日、PGV株式会社は、約1億5,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、塩野義製薬株式会社です。

PGVは、パッチ式脳波計の開発・提供や、パッチ式脳波計を用いた脳波AI解析のパッケージサービス「NAIS Entry」の提供を行っています。

今回の資金調達により、塩野義製薬が有する中枢神経系疾患領域における新薬・バイオマーカーの研究開発力と、PGVの脳波計測技術をかけ合わせ、簡便かつ安価な脳機能バイオマーカーの研究開発を推進します。

人類は、1920年にはじめて脳波の測定に成功し、脳波に関する研究を進めてきました。

以前まで脳波を測定する脳波計は大掛かりな装置であり、研究機関や医療機関などでしか利用されていませんでした。

しかし脳波計の開発の進展により、PGVのような額に貼れる程度の大きさにまで小型化が進み、また精度も向上しています。

脳波計測のコストが下がったことにより、スタートアップなど民間企業でも脳波の利用が進み、脳波とテクノロジーをかけ合わせたブレインテックという領域も登場し注目を集めています。

ブレインテックでは、睡眠の質の可視化や睡眠データを活用したプロダクト、人間の感情を可視化することによる商品パッケージの善し悪しの分析といった様々な取り組みが行われています。

脳波計は人間の脳活動を可視化しデータ化できるため、様々な可能性があります。

VRデバイスなどにも搭載されることが予測されており、今後、脳波は個人情報として非常に重要なものとなってくると考えられます。

研究開発型のビジネスでは豊富な資金が必要となります。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI PGV バイオマーカー ブレインテック 塩野義製薬 株式会社 脳機能 脳波 脳波計 解析 計測 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
キャッシュフロー計算書のサムネイル
キャッシュフローとは?計算書(C/F)の見方や作り方などをわかりやすく解説!
NPO法人設立サムネイル
【保存版】NPO法人の設立は難しい?メリットや設立費用、条件など徹底解説
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
クラウド会計ソフト「freee(フリー)会計」を実際に使ってみた

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「SoftRoid」が1億円調達 建築工事の全工程を網羅的に記録するクラウド型AIサービス「zenshot」をリリース
2022年9月16日、株式会社SoftRoidは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、「zenshot(ゼンショット)」の正式版をリリースしたことも併せて発表しています。 「ze…
作業自動化トータルソリューションパッケージ「OKIKAE」など展開の「ASTINA」が3.7億円調達
2022年1月19日、株式会社ASTINAは、総額約3億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 作業自動化トータルソリューションパッケージ「OKIKAE」や、IoTデバイス開発・コンサ…
学校と給食会社をマッチングするフードデリバリーサービスを運営する「PECOFREE」が1.7億円調達
2024年3月8日、株式会社PECOFREEは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 PECOFREEは、学校と給食会社をマッチングするフードデリバリーサービス「PECOFR…
「凸版印刷」が法人向けの電子絵本・児童書配信サービス「えほんほーだい」をリリース
2020年6月30日、凸版印刷株式会社は、「えほんほーだい」の提供を2020年6月から開始したことを発表しました。 「えほんほーだい」は、法人・企業が運営する店舗や施設のWi-Fi経由で電子絵本・児童…
オンライン経理アウトソーシング「バーチャル経理アシスタント」運営の「メリービズ」が資金調達
2019年11月22日、メリービズ株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 オンライン経理アウトソーシング「バーチャル経理アシスタント」を運営しています。 全国750名以上のプロの経理人材が…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集