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観測ロケット・超小型人工衛星打ち上げロケット開発・製造の「インターステラテクノロジズ」が17.7億円調達

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2021年12月17日、インターステラテクノロジズ株式会社は、総額17億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

観測ロケット「MOMO」と、超小型人工衛星打ち上げロケット「ZERO」を独自開発・製造しています。

「MOMO」は実証から事業化の段階に入っています。「ZERO」は2023年度の打ち上げを目指し開発を行っています。

今回の資金は、「ZERO」の開発加速のための研究開発・設備投資・人材採用・材料調達などに充当されます。

世界の宇宙ビジネスの市場規模は、2010年に約27兆円だったものが、2019年には約40兆円にまで成長しています。

また、2040年代には100兆円以上の市場規模へと大きく成長することが予測されており、大きく注目されている市場です。

宇宙ビジネス市場でもっとも大きな割合を占めているのが、衛星の打ち上げや衛星から得られたデータを活用する衛星サービスです。

衛星開発の進展によって衛星の小型化が進んだことで、打ち上げに必要なロケットの小型化も可能となり、打ち上げコストが大幅に低くなってきています。

衛星サービス事業では、いくつもの衛星同士をつなげることで、大きなシステムを構築する衛星コンステレーションという技術があります。

リアルタイムでの衛生情報を取得するためには衛星コンステレーションが欠かせないため、衛星サービスを提供しようと考えているベンチャーは、いくつもの衛星を打ち上げる必要があります。

打ち上げの数が多ければ多いほどコストがかかってくるため、打ち上げコストの低廉化は非常に重要な事柄です。

インターステラテクノロジズ株式会社のコメント

このニュースを受けまして、インターステラテクノロジズ株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

2023年度の打上げを目指す超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の開発をさらに加速させるための研究開発、設備投資、人材採用、材料費等に充てます。

・今後の展望を教えてください。

民間の宇宙産業の市場は広がりつつあります。

インターステラテクノロジズは、既に3度の宇宙空間到達を達成している観測ロケット「MOMO」で実績を作り、2023年度の打上げを目指す超小型人工衛星打上げロケット「ZERO」の開発を加速させ、人工衛星開発の100%子会社「Our Stars」を組み合わせることで、世界の宇宙ベンチャーの中で大きなポジションを取っていきたいと考えています。

・読者へのメッセージをお願いします。

インターステラテクノロジズは小型人工衛星が大量に宇宙に運ばれる未来を10年以上前から予測し、着実に実績を積んできました。

誰も信じていない時に、まず一歩踏み出し、あるべき未来を予測し、ビジョンを持ち、独自技術を獲得し、真面目にものづくりをして、開かれた宇宙開発を志向し、周りを巻き込んで、これからの宇宙産業を作る、そういう会社です。

徐々に体制が整い、開発や製造のスピード・レベルは急速に上がっています。今後の日本の宇宙産業の中心として、国内はもとより”人類”の宇宙開発をリードできる組織になるため今後も事業に邁進します。

最新技術を活用したプロダクトの開発には豊富な資金が必要です。シリーズ発行累計200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど、資金調達に関する情報を提供しています。

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