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ブロックチェーン技術基盤「KYUZAN Core」など提供の「Kyuzan」が2.6億円調達

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2021年12月10日、株式会社Kyuzanは、総額2億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

ブロックチェーンプロダクトの開発を簡単かつ加速化する技術モジュール「KYUZAN Core」やNFT構築サービス「Mint」の提供、ブロックチェーンプロダクトのデザイン・開発・運用支援事業を展開しています。

株式会社GameWithと共同開発しているNFTゲームである「EGGRYPTO(エグリプト)」は、世界初のモバイルネイティブのNFTゲームとして2020年4月にサービスを開始し、2021年12月現在30万ダウンロードを突破しています。

今回の資金は、「Mint」と「EGGRYPTO」の成長のためのプロダクト開発と人材採用に充当される予定です。

NFT(Non-Fungible Token, 非代替性トークン)とは、ブロックチェーン技術を活用することにより、デジタルデータに唯一無二な資産的価値を付与する技術/コト/モノを指します。

これまでデジタルデータはコピーや改竄が容易だったため、音楽や漫画などのデジタルな著作データは海賊版や違法な流通に悩まされてきました。

インターネットとスマートフォンの普及によって、デジタルコンテンツ市場は拡大しています。

今後のさらなる拡大のためには、健全な流通システムを構築する必要があり、NFTはそのコア技術となると考えられています。

すでにNFTは、デジタルアートの取引や、アニメーション作品のセル画やデジタルアートの限定販売などにおいて活用されており、NFTゲームである「EGGRYPTO」もそのうちのひとつです。

以前からオンラインゲームにおいてはRMT(リアルマネートレーディング)といって、ゲームのアイテムやアカウントを現実のお金を使って売買する仕組みがありました。

しかしハッキングなどの不正行為と無縁ではないため禁止するゲームタイトルは多く、また非公式にRMTを運営する者も存在しています。

NFTゲームはこういった不正行為と不正な流通を防ぎ、現実のお金と交換可能なアイテム・アカウントの取引を実現することを主な目的としています。

どれほどの需要を獲得できるのかまだ予測はつきませんが、NFTゲームはNFT市場を大きく牽引すると考えられており、今後も様々なゲームタイトルが登場すると考えられます。

最新の技術を活用したプロダクトの開発には優秀な人材が必要となります。「冊子版創業手帳」では、創業期の人材採用ノウハウについて詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
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