創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2021年11月1日工場自動化プロジェクト管理SaaS「ROGEAR」運営の「ファースト・オートメーション」が1億円調達

2021年10月29日、株式会社ファースト・オートメーションは、総額約1億円の資金調達を実施したことを発表しました。
工場自動化プロジェクト管理SaaS「ROGEAR」の開発・運営や、工場自動化提案コンサルサービスの提供、自動化・ロボット専門情報サイト「ROBoIN」の運営などを行っています。
「ROGEAR」は、工場自動化(ファクトリーオートメーション)設備の取引において、ロボットSIer-クライアント間の認識ズレをなくすことを目的としたプロジェクト管理SaaSです。
仕様書などの資料作成機能によりドキュメントを標準化することで仕様内容の認識ズレを削減します。
また、プロジェクト・ドキュメントの一元管理機能や、資料共有機能により業務効率化も図ることができます。
今回の資金は、さらなるプロダクト開発や、CTOの採用、組織体制の強化に充当されます。
工場自動化(ファクトリーオートメーション、FA)とは、製造業における受注・設計・製造・検査・出荷といったすべてのワークフローにおいてロボットといったハードウェアの導入や、ソフトウェアの導入によって自動化を目指すことを指します。
ロボット・機械を導入していない工場は皆無といっていいでしょうが、FAでは工場における各種設備機器と人間を有機的につなぐことにより、工場全体の自動化・効率化・省人化を実現することを目的としています。
そのためFAでは、まずその工場の課題を洗い出し、全体的なつながりを見据えながら仕様を決定しなくてはなりません。
一部が破綻すると全体に差し支えがあるため、何度もコミュニケーションを行い仕様を決定することとなりますが、コミュニケーションが上手くいっていない場合、手戻りや、仕様漏れ、さらには案件ブレイクが発生してしまいます。
しかしFAを担当するロボットSIerでは、仕様打ち合わせの方法が確立されていないことが多く課題となっています。
製造業以外でもDXの推進は大きな課題です。しかし創業期はまだなにも導入されていないまっさらな状態であるため、自らの使いやすいように最新のシステムを導入することができます。「冊子版創業手帳」では、社内システムの整備ノウハウについて詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | DX SaaS プロジェクト管理 ロボット 工場 株式会社 自動化 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2020年3月31日、リエールファクトリー株式会社は、「CAROT」を2020年4月1日にリリースすることを発表しました。 「CAROT」は、飲食店経営をサポートするCAROT株式会社との共同による、…
2021年8月24日、株式会社レアラは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 弁護士・法律事務所向け次世代型クラウド案件管理システム「LEALA」を開発・運営しています。 顧客・案件/契…
2020年2月21日、株式会社LegalForceは、総額10億円の資金調達を実施したことを発表しました。 自然言語処理を用いた、クラウド型の契約書レビュー支援ソフトウェア「LegalForce」を開…
2022年7月21日、ナノブリッジ・セミコンダクター株式会社は、総額約1億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 ナノブリッジ・セミコンダクターは、2019年9月にNECの研究者が設立…
2020年8月17日、株式会社アドウェイズは、「AR カメラフィルター広告」の提供を開始したことを発表しました。 「AR カメラフィルター広告」は、AR(拡張現実)を活用し、スマートフォンのブラウザ上…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

