注目のスタートアップ

プロフィールサイト「lit.link」・コミュニティSNS「WeClip」開発・運営の「TieUps」が1億円調達

company

2022年3月7日、TieUps株式会社は、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

プロフィールサイト「lit.link(リットリンク)」、コミュニティSNS「WeClip(ウィークリップ)」を開発・運営しています。

「lit.link」は、SNS・ブログ・商品販売ページを、写真・動画を使ってリッチにまとめることができる無料のプロフィールサイトです。LINE上から編集・公開を行えることを特徴としています。

今後、Englishモードや「lit.link」検索機能の追加を予定しています。

「WeClip」は、コミュニティ単位でフォローするSNSです。各コミュニティのユーザーを3段階の権限に分け、モデレーターのコミュニティ内のトラブルへの素早い対処や、良質な情報の循環を実現する仕組みを構築しています。

2022年春にiOSアプリ、2022年前半にビジネス機能のリリースを予定しています。

今回の資金は、「lit.link」・「WeClip」の機能拡充、採用・社内体制の強化に充当される予定です。

マルチチャネル化は、企業と消費者との接点を増やし販売機会の損失を防いだり、顧客ごとに最適なコミュニケーションを行うことで顧客体験を向上させる取り組みとして重要性が認識されています。

このような背景から、多数のSNSアカウントを運用する企業・個人が増加していますが、それぞれのSNSアカウントへの導線を構築できないことが課題となっていました。たとえば、Instagramではプロフィールにひとつのリンクしか貼ることができないため、企業HPやECサイトなど複数リンクを貼りたい企業は取捨選択を迫られていたのです。

そこで注目を集めているのがプロフィールサイトと呼ばれる、複数リンクを1ページにまとめることができるWebサービスです。プロフィールサイトは、シンプルなページを作成できるものから、写真・動画を使ったリッチなページを作成できるものなど多種多様なものがあります。

TieUpsの提供する「lit.link」は、LINE上から簡単に写真・動画を使ったリッチなページを作成することができるプロフィールサイトサービスです。

複数のSNSアカウントを持つ時代では、プロフィールサイトがその企業・個人の顔ともいえる役割を担うかもしれません。企業向けの分析機能などを充実させていくサービスも登場すると考えられ、企業がどのように活用していくのか注目が必要です。

TieUps株式会社のコメント

このニュースを受けまして、TieUps株式会社よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

既存サービスであるプロフィールサイト「lit.link」、コミュニティSNS「WeClip」の機能拡充への投資、採用と社内体制の強化を目的としています。

・今後の展望を教えてください。

プロフィールサイト「lit.link」は連携サービスの強化や追加機能、コミュニティSNS「WeClip」は年内にiOSアプリとビジネス機能の追加を予定しています。

ビジネス機能では、見込み顧客をロイヤルカスタマーに成長させるFRM(Fan Relationship Management)ツールを提供する予定です。

・読者へのメッセージをお願いします。

正しく情報を伝えファン化を目指すプロフィールサイト「lit.link」と、ユーザーがファンになるコミュニティSNS「WeClip」を通じて、「1PVから始まる熱狂的ファン体験」をお届けして参ります。

プロダクトの販売のためにはPRやマーケティングが重要です。特にSNSマーケティングはリアルな顧客の声を聞けることが大きなメリットです。「冊子版創業手帳」では、創業期でも行えるネットを活用したPRノウハウについて詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ LINE lit.link SNS WeClip ウィークリップ コミュニティ コミュニティSNS プロフィールサイト リットリンク 株式会社 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

学校教育ICT専業メーカー「チエル」が「キヤノンITソリューションズ」と資本業務提携
2022年12月12日、チエル株式会社は、キヤノンITソリューションズ株式会社と、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 チエルは、学校教育ICT専業メーカーとして、ICTを活用した教材やシス…
製薬企業と患者をつなぐ治験情報インフラを展開する「Buzzreach」が2億円調達
株式会社Buzzreachは、総額約2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 治験情報発信プラットフォーム「puzz(パズ)」や、治験情報マッチング・プラットフォーム「smt(エス・エム・ティ)…
宇宙産業における総合サービスを提供する「Space BD」が10.4億円調達
2021年12月1日、Space BD株式会社は、総額10億4,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 衛星打ち上げサービスや、国際宇宙ステーション(ISS)での実験サービス、宇宙機器調達…
マインドフルネス・フィジカルヘルスケアサービス開発やホテル・結婚式場の運営・コンサルティングの「クォーターズ」が資金調達
2021年12月8日、株式会社クォーターズは、資金調達を実施したことを発表しました。 ホテル・結婚式場の運営・コンサルティング事業の展開や、マインドフルネス・フィジカルヘルスケア領域におけるテクノロジ…
「ユビ電」が法人・公的機関向けEV充電サービス「WeCharge for Business」と「WeCharge for Gov」を提供開始
2022年7月25日、ユビ電株式会社は、「WeCharge for Business」と「WeCharge for Gov」の提供を開始することを発表しました。 ユビ電は、電気自動車充電サービス「We…

大久保の視点

「千代田区CULTURExTECH ビジコン2024」が丸の内TOKYO創業ステーションで2024年3月19日に開催
2024年3月19日(火)にStartup Hub Tokyo 丸の内(TOKYO創業ステーション 丸の内 1F・千代田区)で千代田CULTURExTECH…
(2024/3/19)
明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得は宇宙ビジネスの蓮見大聖さん明治大学4年「AMATERAS SPACE」
2024年3月13日(木)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第2回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2024/3/13)
Coral Capitalが虎ノ門ヒルズで「Startup Aquarium 2024」を開催。VCが大規模キャリアイベント
ベンチャーキャピタルのCoral Capitalが主催する「Startup Aquarium 2024」が2024年3月2日(土)に虎ノ門ヒルズで開催されま…
(2024/3/2)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集
今すぐ
申し込む
【無料】