中小企業の生産性向上を支援する「業務改善助成金」 8月から要件緩和・拡充

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厚生労働省は「業務改善助成金」について、2021年8月から特例的な要件緩和・拡充を行うと発表しました。

「業務改善助成金」は、中小企業・小規模事業者の生産性向上を支援し、事業場内で最も低い賃金(事業場内最低賃金)の引上げを図るための助成金です。

生産性向上のための設備(機械設備、POSシステムなどの導入)などを行い、最低賃金を一定額以上引き上げた場合、その費用の一部を助成します。

「生産性向上に資する設備・機器の導入例」
・POSレジシステム導入による在庫管理の短縮
・リフト付き特殊車両の導入による送迎時間の短縮
・顧客・在庫・帳票管理システムの導入による業務の効率化
・専門家による業務フロー見直しによる顧客回転率の向上 など

7月14日、中央最低賃金審議会の小委員会は、2021年度の最低賃金を時給930円にすると決定しました。

大きな引き上げとなり、新型コロナウイルスの影響もあるため、中小企業にとっては厳しい方針かもしれません。

しかし政府はそれを理解しているため、最低賃金引き上げにつながる生産性向上の取り組みに対し支援を行うようです。

生産性の向上は、これからの時代を生き抜いていくために必須の取り組みでもあるため、この機会を上手く活用するとよいでしょう。

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カテゴリ 制度改正
関連タグ 中小企業 助成金 効率化 支援 業務改善助成金 生産性向上 補助金
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