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顧客体験パーソナライゼーションSaaS「ReviewBank」開発の「Revie」が1億円調達

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2022年9月28日、株式会社Revieは、総額1億円の資金調達を実施したことを発表しました。

Revieは、顧客体験パーソナライゼーションSaaS「ReviewBank」を開発しています。

個々の顧客の深層ニーズを収集・特定し、より深い顧客理解ができる顧客データベースの構築を支援するサービスです。

さらに構築したデータベースをもとに、それぞれの顧客に対しニーズを満たすコンテンツのレコメンドや、訴求メッセージの自動生成・配信を行います。

2022年9月28日現在、クローズドβ版を提供しています。

パーソナライゼーションとは、顧客それぞれのニーズを満たす商品・サービスを提案するマーケティング手法のことです。

ある程度顧客を絞り込むマーケティング手法にセグメンテーションがあります。

セグメンテーションは、顧客を、性別、年齢、所得水準、地域などのグループにわけて分析し、それぞれのグループに最適な商品・サービスの提要などを行う一般的なマーケティング手法です。

しかし顧客を大まかに分類するセグメンテーションはスケールメリットがある一方で、見落とされてしまう顧客のニーズや特徴があることがわかっています。

また、顧客は自身に当てはまらない提案を不快に感じてしまう傾向にあるため、セグメンテーションよりもより個人の特徴を捉えたマーケティングが求められていました。

顧客それぞれの特徴を捉え最適な商品・サービスを提案するパーソナライゼーションは非常に労力のかかる取り組みでしたが、近年のテクノロジーの急激な発展により、安く簡単にパーソナライゼーションを実施できるようになり、多くの企業で取り入れられるようになってきています。

株式会社Revieのコメント

このニュースを受けまして、株式会社Revieよりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

プロダクト開発の方向性が確定したため、今後開発のアクセルを踏むための優秀なエンジニアを採用することです。

・今後の展望を教えてください。

日本からAmazonやGoogleと肩を並べるBig Techを1,000社生み出したいです。我々のサービスを使ってもらうことで、日本企業がデータドリブンな手法での顧客体験のパーソナライゼーションを実現することができ、結果として日本全体を盛り上げられるサービスを作ることができれば嬉しいと思っています。

・読者へのメッセージをお願いします。

世界を変えるプロダクトを、経験豊かで優秀なメンバーと共に作っています。弊社の事業にご興味があれば、まずはカジュアルにお話ししましょう!

近年、マーケティングではテクノロジーの活用によって効率化や、新たなマーケティング手法の開拓が進んでいます。創業期はPR・マーケティングに多くの予算をかけることはできないかもしれませんが、SNSマーケティングなど中長期的に資産となるマーケティング手法などもあります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、ホームページの作成ノウハウや、ネット初心者のためのネットPR方法など詳しく解説しています。

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カテゴリ 有望企業
関連タグ Revie ReviewBank SaaS サービス データベース ニーズ パーソナライゼーション マーケティング 株式会社 構築 資金調達 顧客 顧客体験
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