注目のスタートアップ

レア・メタルを使用しない次世代電池用高性能触媒開発の「AZUL Energy」が6,000万円調達

company

2020年3月30日、AZUL Energy株式会社は、総額6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

次世代バッテリーとして期待される金属空気電池や、燃料電池に不可欠な高活性の非白金系酸素還元反応触媒電極材料である「AZUL触媒」の実用化を目指す東北大学発スタートアップです。

従来は、高活性の酸素還元反応用の触媒として、白金(プラチナ)など貴金属触媒が用いられていました。

「AZUL触媒」は貴金属や有害な重金属を全く使用しないため、低コスト化と高い安全性を実現できます。

今回の資金は、「AZUL触媒」の量産化技術の研究開発や、設備投資に充当されます。

現在、レア・メタルは、産業において非常に重要な役割を担っています。

しかしレア・メタルには、資源であるため、資源の地域的偏在などの供給におけるリスクや、資源の希少性や枯渇などのリスクがあります。

白金(プラチナ)は、エネルギー技術関連だけでも、今後使用量が多くなってくることが予想されています。

研究開発系のビジネスでは、資金の量が成長に直結してきます。「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資してもらうためのノウハウや、クラウドファンディングの使い方など、創業期の資金調達について詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AZUL Energy AZUL触媒 バッテリー 株式会社 次世代 燃料電池 研究開発 触媒 資金調達 開発 電池
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

土木業界向け建設DXサービスを提供する「Malme」が1.7億円調達
2024年3月13日、株式会社Malmeは、総額1億7,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Malmeは、土木業界向け建設DXサービスを提供しています。 設計思想や現場作業性を理解した…
夜間・休日の臨時往診バックアップサービス「ON CALL」を提供する「on call」が資金調達へ
2022年10月31日、株式会社on callは、資金調達とブランドロゴの刷新を実施することを決定したことを発表しました。 on callは、在宅医療クリニックに特化した夜間・休日の臨時往診バックアッ…
集金業務のキャッシュレス化・DXの「エンペイ」が4億円調達
2021年4月1日、株式会社エンペイは、総額4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 保育園・こども園・幼稚園・学校・塾・習い事教室などに特化した集金業務支援サービス「enpay(エンペイ)」を…
ファッションとメタバースをつなぐ「クリアーション」が1.7億円調達
2022年3月1日、クリアーション株式会社は、総額150万ドル(約1.7億円)の資金調達を実施したことを発表しました。 また、米国法人Kreation Verse Inc.の設立も併せて発表しました。…
AI・DXコンサルティング事業を展開する「NousLagus」が2,300万円調達
2022年5月17日、NousLagus株式会社は、総額2,300万円の資金調達を実施したことを発表しました。 NousLagusは、ソリューションを発注する際に必要な社内の情報をヒアリングするための…

大久保の視点

日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集