法人決算で困らないために、起業家が知っておきたい決算の流れと会計ソフト
決算の流れからお勧めの会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計」まで、法人決算のイロハを教えます
(2020/09/14更新)
起業して法人を立ち上げたら、必ず行わなければならないのが年に一度の決算です。決算は会社経営全般にかかわる重要な業務なので、創業時からしっかり備えておきたいところ。ここでは、決算の流れから会計ソフトの導入まで、「法人決算で困らないために起業家がやっておきたい3つのこと」をお伝えします。
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この記事の目次
法人決算とは
決算とは、企業の収入と支出を一年ごとに計算し、年間の経営成績と期末の財務状況を明らかにするための手続きです。税金を正確に計算し、納税することを目的としていますが、同時に企業は株主に業績を報告し、今後の経営方針も決定します。つまり、決算は会社を経営していくために欠かせないものと言えるでしょう。なお、法人決算は事業年度終了日の翌日から2カ月以内に手続きを行う必要があり、4月〜翌3月が事業年度の場合は5月末が期日になります。
法人決算で困らないためにやっておきたい3つのこと
企業にとって一大イベントとも言える決算。では起業家は、法人決算で困らないためにあらかじめどのようなことを行なっておけば良いのでしょうか。大きく3つに分けて解説します。
その1:法人決算の流れを把握しておく
法人決算の大まかな流れは、以下の7つのステップに分けられます。
Step01_日々のお金の動きを帳簿に記帳する
法人決算の際に必要なのが、日々の取引やお金の動きを記録した帳簿です。記帳は一度にまとめて行うと手間がかかってミスの原因にもなりかねません。できるだけ溜め込まず、空いた時間に処理しましょう。
Step02_試算表をつくる
次に記帳が正しくできているかをチェックする試算表を作成します。
Step03_決算整理仕訳を行う
固定資産の減価償却費を計上したり、在庫として保管されている商品の棚卸資産を評価するなど、決算書を作成する前に期内の未処理の取引を整理するための決算整理仕訳を行います。
Step04_決算書を作成する
ここまで終えたら、一番の大仕事となる決算書の作成です。総勘定元帳、領収書綴、決算報告書、法人事業概況説明書、勘定科目明細書など、必要書類を作成しましょう。
Step05_取締役会/株主総会で承認を得る
決算の内容は取締役会・株主総会で承認されて初めて確定します。それぞれの会で承認を得て決算に備えましょう。
Step06_法人税申告書を作成する
法人決算の最終提出物であるもう1つの書類「法人税申告書」を作成します。決算書は会計ソフトなどを使えば比較的簡単に作成できますが、法人税申告書は素人が作成するには難易度が高いので、税理士や会計事務所に委託するのが一般的です。
Step07_税務署等に提出・納税する
作成した決算書と法人税申告書を提出して納税します。申告書の提出期限と各税金の納付期限は自治体により異なる場合もありますが、原則、期末日から2カ月以内です。
その2:会計ソフトを導入する
会社を設立したばかりの頃は、法人決算に関わる経理業務に費やす時間と人材がなかなか確保できず、ついつい後回しにしてしまいがちなのではないでしょうか。ですが、起業前後にやっておくべきことが、使い勝手の良い会計ソフトの導入です。
創業手帳が行った「会社設立・会計に関するアンケート」によると、試算表の作成については半数の起業家が会計ソフト(経理用ソフト)を利用して社内で行なっていると回答。会計ソフトの導入タイミングは設立直後が50%と最も多く、次いで会社設立前が28.7%となっています。
また、新規法人は1期目の決算期までに93.6%が会計ソフトを導入していることも分かりました。会計ソフトを使えば日々の記帳をスムーズに行え、決算書類も自動で作成可能。作業時間を大幅に短縮することができます。
会計ソフトには、大きく分けてパッケージ型とクラウド型の2種類が存在します。複雑な処理まで行える大企業向きのパッケージ型に対し、クラウド型の良さはいつでもどこでも気軽に業務を行えるところ。ちょっとした領収書の整理であれば、移動時間にスマホ片手に作業することも可能です。クラウドはインストール不要でいつでも最新版が使えるので、利用する起業家が急増しています。
その3:会計ソフトを使いこなす
記帳において、日付や金額、勘定科目などを1つずつ記録するのは大変な手間と労力がかかりますが、会計ソフトを使えばある程度自動化できてスムーズに作業を行うことができます。中にはクレジットカードや銀行口座、POSなどと簡単にデータ連携ができ、入出金や売上の数字が帳簿に自動反映されるものも。作業の効率化だけでなく、手動入力が減ることで入力ミスも回避できるので、早いうちから操作に慣れておきましょう。
会計ソフトでは、試算表や各種決算書などの書類も画面の案内に従うだけで簡単に作成可能。決算は会計事務所に依頼する会社も多いですが、会計ソフトを使えば会計事務所と簡単にデータ連携ができるので、任せっきりということにはなりません。また、決算の処理が完了していなくても、それまでのデータをもとに決算書を仮作成してくれる会計ソフトもあるので、早い時期から決算準備ができます。
決算書も自動作成できるクラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計」
面倒で煩雑なものだと思われがちな経理作業を簡単に行えると評判なのが、経理未経験でもすぐに使いこなせるクラウド会計ソフト「マネーフォワード クラウド会計」です。取引入力と仕訳の自動化で作業時間を大幅削減し、これまで時間がかかっていた会計業務を効率化。貸借対照表や損益計算書、株主資本等変動計算書も簡単に作成可能です。そのほか、パッケージ型の会計ソフトでは有料になってしまう税法改正や消費税の増税にも無料で自動アップデート対応。初期費用0円でありながら、リアルタイムレポートで経営状況まで把握できます。
マネーフォワード クラウド会計を使う6つのメリット
メリット01_データが消えない
メリット02_無料でアップデート可能
メリット03_いつでもどこでも使える
メリット04_データ入力の手間を削減
メリット05_人工知能で賢くなる
メリット06_充実した連携サービス
従業員数10名以下の中小企業から大企業まで、幅広い層に利用されているマネーフォワード クラウド会計。利用者からは、「リアルタイムのレポート機能によってスピーディーに経営判断ができ、本来やるべき業務に集中できる環境が作れた」「マネーフォワード クラウドは後から修正しやすいという柔軟性があるので躊躇なく導入できた」「1日の仕事の合間に使っているが、以前と比べて作業負担がかなり軽くなった」といった声が上がっています。
以下の従来の会計ソフトとの比較表をみても、マネーフォワード クラウドの使いやすさがわかります。
マネーフォワード クラウド会計では無料トライアルを実施中!
マネーフォワード クラウド会計には、企業の規模に応じてプランが用意されています。
公式サイトでは、事業形態などから利用料金の概算を計算できる料金シミュレーションも用意しています。シミュレーション結果は質問項目を入力するごとに変動し、ページ下部に表示されます。
なお、新規登録後1カ月間は、有料プランと同等の機能を無料でトライアルできます。操作方法が分からなければ、初心者向けの使い方動画や解説記事を参考にしてみましょう。煩雑なデータ移行や初期設定を代行する導入支援プランも用意しているので、それらの初心者向け導入サポートを利用するのも手です。
また、他社会計ソフトやエクセルなどの表計算ソフトからのデータインポートにも対応しているので、データの引き継ぎも簡単にできます。バックオフィスのデジタル化が求められている今こそ、紙ベースをやめてまずは無料トライアルから始めてみてはいかがでしょうか。
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(監修:
株式会社マネーフォワード)
(編集: 創業手帳編集部)