本当に人気のある起業セミナーの選び方! 怪しいセミナーの見抜き方も紹介します

創業手帳

キニナル知識が身につく近道はどれ?

「起業するために、まず何をしたらよいだろうか。」あるいは、「起業の準備で問題や悩みがある。」そんな皆さんの課題を乗り越える方法のひとつとして「起業セミナー」があります。今回は有意義な「起業セミナー」を見つけて、上手に活用するポイントをご紹介します。

起業家は人脈が大切です。このような起業セミナーなどのイベントは、人脈作りにうってつけでしょう。創業手帳では、起業を考えている人や起業家向けにセミナー・イベントを数多く開催しています。開催実績のある創業手帳の事例もご紹介しますので、ぜひチェックしてみてください。

また、大好評の2時間でホームページ制作ができるホームページ制作セミナーも開催しております。ホームページ立ち上げがその場でできますので、必要な要素、ポイントなどを学んで起業の成功率をあげましょう。

起業する方法について、詳しくはこちらの記事を>>
普通の人が起業するには。起業の成功に大切な5ステップを創業手帳の大久保が解説!

※この記事を書いている「創業手帳」ではさらに充実した情報を分厚い「創業手帳・印刷版」でも解説しています。無料でもらえるので取り寄せしてみてください

起業の「知識」を得ることは重要

起業に限った話ではありませんが、何かを始め、成功させようと思うなら知識は非常に大切です。
いえ、本当のところを言うと、知識がなくても起業することはできます。
しかし、起業したら何が起きても自分自身の責任ですから、失敗や事故など、トラブルがあった時に「知識がなかったから」「知りませんでした」では言い訳になりません。
後悔をしないためにも、必要な知識や情報をしっかり得ておくことは必要不可欠です。

知識や情報をどうやって得るかは人それぞれだと思いますが、インターネットで検索するほか、起業をサポートする書籍もさまざまなものが出版されています。また、各地の自治体などが用意している起業支援相談窓口もありますし、セミナーなども行われています。

この記事では、そうした知識・情報を得る機会のひとつとして「起業セミナー」をご紹介していきます。

創業手帳では、常に新しい情報を発信するために、小さなスキルアップが目的のセミナーから、著名人による大規模セミナーまで幅広く開催しています。

リアルでの交流も魅力な起業セミナー


どのような情報源にも一長一短はあるものです。例えば、書籍はいつでも空いた時間に読むことができることがメリットです。一方、肝心な知りたいポイントについて記述が十分でなかったとか、読んで疑問があっても著者に聞くことは難しく、解決が難しい部分があります。

その点、セミナーは会場に行く手間はかかりますが、疑問があればその場で質問する機会もあるので、早く解決することができます。

また、セミナー参加者には起業に関心のある方、あるいは具体的に準備をしている方などが集まります。講師の話だけでなく、そうした同じような境遇にいる参加者同士の顔の見える交流が持てることも、セミナーに参加する魅力のひとつと言えます。

起業を志す者の話は、起業家にとって有益でしょう。冊子版の創業手帳では、複数の起業家のインタビュー記事を掲載しています。成功している起業家の思考やビジネスプランを知ることで、自身のビジネスにも役立つはずです。

起業セミナーの種類


起業セミナーといっても、種類があります。自分に合ったセミナーを選ぶために、起業セミナーの種類を知っておきましょう。

経営者向け

経営者向けの起業セミナーは、会社をつくるための基礎知識習得を目的としています。会社といっても、株式会社・合同会社など種類があるので、それぞれの違いを理解するために経営者向けセミナーがおすすめです。ほかにも、資金調達方法や税金対策など、お金の知識もセミナーで学ぶことができます。

マーケティング

マーケティングに特化した起業セミナーは、会社の利益を上げる仕組みを学びます。起業するからには、「儲けたい」という考えがあるでしょう。マーケティングは、消費者のニーズとウォンツを理解し、買ってもらえる仕組みづくりに役立ちます。

もしかしたら「いいものなら買ってもらえる」と考えているかもしれません。しかし、何も考えず、商品やサービスをつくっても売れないケースは少なくありません。マーケティングは、「自社の商品にどのような印象があるのか」「どんな商品なら顧客満足度が高くなるのか」といった顧客目線での知識を身につける方法です。

営業

起業セミナーの中には、営業に特化したものがあります。営業マンは自社製品をアピールするため、営業スキルを磨く必要があるでしょう。営業スキルは、トーク力・ヒアリング力・提案力の3つの視点が重要です。どれが欠けていても、お客様は購入に至らないでしょう。

営業に特化したセミナーは、これから起業する経営者自らが学び、スタッフへの育成へとつなげていくことができます。

怪しいセミナーの見分け方

起業セミナーの中には怪しいものが存在しています。ダメなセミナーに参加しても稼ぐ知識が身につかず、また新たなセミナーに手を出しトータル金額が大きくなっている方は少なくありません。怪しいセミナーなのかは、次の点に注意してみてください。

・自己啓発やスピリチュアルをメインにしたもの
・ネットワークビジネス関連のもの
・「簡単」や「すぐに稼ぐ」という言葉がある
・参加費用が数十万円で市場より高い
・無料または安価で参加できる

マーケティングや営業など稼ぐ力に直結せず、「〇〇すれば稼げる」といった内容は注意が必要です。具体的な内容がないものや、目的が明確ではないセミナーに注意しましょう。価格も高額すぎるものはセミナー主催者だけが儲かる仕組みで、安すぎるものは高額商品を売りつける手口かもしれません。

人気のあるセミナーの見分け方

人気のある起業セミナーの多くは、講師そのものに魅力があります。テーマの分野で活躍する方なら、その人だから聞ける話があるでしょう。例えば国家資格を持っている方、過去に金融機関など専門機関で働いていた方などです。ただし専門家であっても、自治体との付き合いだけで実績が薄いケースもあるため注意してください。

良い講師を探したいなら、すでに成功している起業家や社長に好きな講師がいるか聞いてみましょう。共通して名前が挙がる人なら、起業家への影響力が高いことがわかります。

セミナーにもさまざまな違いがある

ひとことで「起業セミナー」と言っても、実はさまざまな違いがあります。以下の要素を参考に、自分の状況や関心に合うものを選んでみてください。

内容

起業セミナーの内容は千差万別です。たとえば、経営者向けセミナーひとつを例に挙げても、心構えや会社経営について一般的なテーマのものから、資金調達の方法、会計処理や税金に関する話題、人事や労務の基礎知識など、具体的なテーマに踏み込むものもあります。
一見同じ種類のセミナーに見えても内容が異なるため、中身をよく見定めることが大切です。

登壇者

「講師は誰か?」というのは最も大切なポイントと言っても過言ではありません。
起業して成功した人の話は背中を押してくれるかもしれませんし、失敗談や試行錯誤の話こそが参考になることもあります。
また、地味に思われがちですが、行政や金融機関の担当者の話も実際に起業するにあたって必要になる許認可や法令の理解、あるいは融資を受けるためのポイントなど、実務に参考になる場合があります。

業界

飲食、理美容、不動産、IT、農業など業界によって、必要な知識はもちろん、起業する場合の注意点や業界特有の課題がある場合があります。業界に特化したセミナーがないか、調べてみることもおすすめします。

対象

対象者を絞って行われているセミナーもあります。知りたいことや悩みは人それぞれですが、例えば、学生起業を志す人とシニアで起業を目指す人では、持っている経験や知識、生活背景も違いますし、関心のポイントも大きく違うでしょう。そのほか、社会起業家を目指す方向けのセミナー、女性向けのセミナーなども行われています。

有料か無料か

無料セミナーは自治体や公共団体、ベンチャーキャピタルや金融機関、あるいは創業手帳のような起業支援組織などが主催者となって開催しているものが多数あります。

有料セミナーの場合は、参加者もわざわざお金を払うわけですから、冷やかしなどではない、本気の参加者が集まる可能性が高まります。
一方、中には有料セミナーや、有料コンサルティングなどの集客を目的に「初回だけが無料」というセミナーもみられます。話を聞きに行ったはずなのに「肝心な話は有料コースで」など、宣伝や勧誘ばかりでは意味がありません。

また、参加費が高すぎるセミナーも考えものです。どんなに著名な講師の素晴らしい話を聞いても、起業は「実行」がすべてです。その参加費を払うのか、そのお金を貯金して資本金に充てるかは、しっかり考えるべきところです。

起業セミナーを開催している企業・団体6選

起業セミナーは全国に無数にありますが、今回は首都圏だけでなく各地方でも開催されているものを中心にピックアップしました。

日本政策金融公庫

創業融資などでお世話になることが多い日本政策金融公庫ですが、「創業セミナー」や、起業後の「経営課題解決セミナー」など幅広いテーマでセミナーを開催しています。

日本政策金融公庫の融資制度については、冊子版の創業手帳で詳しく解説しています。申請に必要な創業計画書を簡単に作成できるツールも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

各都道府県等の中小企業支援センター

地域の中小企業支援を目的とする組織です。地方自治体によって名称が異なりますが、事業の一環として起業セミナーを行っている場合があります。
東京都を例にとると、「TOKYO起業塾」「女性起業ゼミ」「プチ起業スクエア」のほか、テーマを絞った「ワンポイントセミナー」があります。

東京圏雇用労働相談センター

ベンチャー起業などの労務管理をサポートするために2015年に設置された相談センターで、労使間の紛争を未然に予防するための無料相談がメインの機関ですが、人事や労務管理などをテーマにした無料セミナーを開催しています。国家戦略特別区域法に基づく事業のひとつです。

同様の相談センターは東京のほか、新潟、大阪、福岡、名古屋、仙台、広島に設置されています。

各地の商工会議所

商工会議所法という法律に基づく商工業者の団体です。
東京を例にとると、「東商・創業ゼミナール」「創業塾」「創業フォーラム」などの創業支援のためのセミナー企画を実施しています。

また、商工会議所は起業家向けのセミナーやイベントの開催以外にもさまざまな創業支援を行っています。冊子版の創業手帳では、商工会議所の活用法について詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

特定非営利活動法人 コミュニティビジネスサポートセンター(CBS)

「市民が主体となって地域の課題を解決する」コミュニティビジネスの育成、支援を行う東京拠点のNPOです。起業を考える方向けのイベントや交流会、セミナーを行っています。また、東京都の「女性・若者・シニア創業サポート事業」と連携した、都内の女性、若者、シニア対象のセミナーが行われています。

なお、コミュニティビジネス育成・支援には各地の自治体、公共団体等も取り組んでいるところがありますので地元の自治体などに問い合わせてください。

創業手帳


創業手帳でも起業支援の取り組みのひとつとして、無料で様々なセミナーやイベントを開催しています。
創業手帳は、日本の「創業の成功率を上げる」ことをミッションとし、創業直後の全ての会社に「創業に関するノウハウが詰まった冊子=創業手帳」を無料で送付している会社です。
創業手帳が開催するセミナーは一般的な会社設立方法や事業の進め方に始まり、ITの活用や融資・補助金制度についてなどそれぞれの専門家を招いて実践的な話題を提供しています。また、交流会やワークショップなどもセミナー内で開催しているので、起業家同士のコミュニケーションの場にもなります。

また創業手帳は銀行、大手企業、官公庁、団体などからの協賛・後援を受け成り立っているため、無料でありながら充実した内容を誇るセミナーを実現しています。

まとめ

起業セミナーは知識やノウハウを得る有力な方法のひとつです。しかし、中にはセミナーにはよく参加するけれど結局起業しないまま過ごしてしまう方もいるようです。セミナーはあくまでも起業準備の手段と捉え、起業の目的を見失わないようにしましょう。

また、ホームページ制作セミナーも無料開催しております。ホームページ立ち上げがセミナー中にできますので、たたき台としてご活用いただけると思います。刺さるワードの探し方やSEOについても解説しますので、創業前後の効率的な情報収集としてぜひご活用ください。

また、セミナーだけでなく、書籍やネット、口コミなど起業に必要な情報はなるべく多くのチャネルから集めることをおすすめします。冊子版の創業手帳など、起業に関する情報を整理してまとめた媒体も積極的に活用しつつ、リアルと掛け合わせた効果的な準備を進めてみてはいかがでしょうか。

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(執筆:創業手帳編集部)

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