【2024年最新】起業セミナーの選び方!怪しいor安全を見抜くポイント
初心者でも知識が身につく起業セミナーとは?
起業するために何をしたらよいかわからない、開業準備に課題がある。そんなあなたの悩みを乗り越える方法に「起業セミナー」があります。
今回は信頼できる起業セミナーの見つけ方と怪しいセミナーの見分け方、おすすめの種類をご紹介します。
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この記事の目次
起業セミナーのメリット
起業セミナーに参加すると、次のような多くのメリットが得られます。
- 正しい知識や情報が手に入る
- ビジネススキルが向上する
- 人脈づくりに活かせる
- 特典や優遇措置が受けられる
セミナーでは起業や経営の専門家による実用的な講義が行われます。ビジネスに役立つ具体的な情報が得られ、新たな知識はスキルとして活用が可能です。
同じ境遇の起業家が集うことから、仲間を作ったり人脈を広げたりする場としても重宝するでしょう。
公的機関のセミナーでは登録免許税が軽減される証明書が交付されるなど、優遇措置が受けられる場合もあります。知識やスキルに加えて特典も得られるとなれば、起業セミナーに参加しない手はありません。
創業手帳では、常に新しい情報を発信するために、小さなスキルアップが目的のセミナーから、著名人による大規模セミナーまで幅広く開催しています。
起業を志す者の話は、起業家にとって有益でしょう。冊子版の創業手帳では、複数の起業家のインタビュー記事を掲載しています。成功している起業家の思考やビジネスプランを知ることで、自身のビジネスにも役立つはずです。
信頼できる?怪しいセミナーの見分け方
起業セミナーの中には怪しいものが存在しています。ダメなセミナーに参加しても稼ぐ知識が身につかず、出費だけがかさみかねません。怪しいセミナーなのかは、次の点に注意してみてください。
スピリチュアル系やネットワークビジネスは避ける
マーケティングや営業などの稼ぐ力に直結しないセミナーには注意してください。
代表的なものがスピリチュアル系やネットワークビジネスです。これらはセミナーと称して高額な商品を買うよう促したり、マルチ商法の勧誘をしたりするケースがあります。
起業や経営に関係ないと感じたセミナーは徹底して避けましょう。
「簡単」「すぐ稼げる」などの誇大広告に注意する
「簡単に儲かる」「1カ月で100万円稼げる」といった誘い文句のセミナーは避けてください。誇大広告な怪しいセミナーの可能性があります。
稼げる・儲かるといった情報には、根拠や具体性が必要です。単に「○○すれば稼げる」という説明しかない場合は詐欺を疑いましょう。
相場より高いセミナー料金に気をつける
有料の起業セミナーなら料金相場をリサーチするのが鉄則です。相場以上に高すぎるセミナーには十分気をつけなくてはなりません。
セミナーによって幅はありますが、1〜2時間で3,000〜5,000円ほどを相場目安と考えましょう。登壇者が著名人であるなど、例外的に高額なセミナーもあります。
初回が格安だったり無料だったりしても、次の受講から費用が上がるケースもあるため、見極めが必要です。金額と内容が極端にアンバランスなセミナーは避けてください。
信頼できる登壇者かどうか調べる
登壇者が誰であるかを必ず調べておきましょう。怪しいセミナーを避ける上で最も大切なポイントと言っても過言ではありません。
登壇者の経歴はセミナーの信頼性を裏付ける要素です。相手の起業経緯や成果、思想などを知ることは、参加すべきセミナーかどうかを判断する材料にもなります。
セミナー側が掲載していることをそのまま鵜吞みにするのではなく、一度は自分で調べた上で決めることが重要です。
自分に合ったセミナーの選び方
自分に合った起業セミナーを選ぶには、次のポイントを意識しましょう。怪しいセミナーは徹底して避け、信頼できるものだけに絞ってください。
セミナーの内容やテーマから選ぶ
起業セミナーの内容は千差万別です。本当に役立つ内容のセミナーか、学びたいと思えるテーマなのかはしっかり吟味しましょう。
同じ経営者向けのセミナーでも、心構えや経営論など基礎的なテーマから、資金調達の方法や税金関連といった具体的なセミナーもあります。
一見同じ種類のセミナーに見えても内容が異なるため、中身をよく見定めることが大切です。
講師や登壇者から選ぶ
誰が登壇するセミナーなのか、誰の話が聞けるのかといった視点でのセミナー選びもあります。人気のセミナーは、講師や登壇者に魅力があるケースも少なくありません。
同じ分野に携わる人、お気に入りの本の著者、憧れている経営者など、入り口はさまざまです。少しでも興味のあるポイントを見つけると、参加意欲の向上につながります。
身近に経営者や成功者がいるなら、おすすめの講師を聞いてみるのもよいでしょう。共通して名前が挙がる人が有力候補です。
業界向けのセミナーから選ぶ
業界によって必要な知識やスキルはさまざまです。特定の業界に特化した起業セミナーに絞る選び方もできます。
飲食・理美容・不動産・IT・農業など、業界によって特有の課題や注意点がつきものです。自身のビジネスと関連性の薄いセミナーだと、あまり参考にならないかもしれません。
即効性や確実性を期待するなら、業界特化の起業セミナーを狙うことをおすすめします。
セミナーの対象者で選ぶ
対象者を絞っている起業セミナーもあります。学生向けやシニア向け、女性向けなどから自身にマッチする種類を選びましょう。
立場が違えば必要とする経験や知識、スキルも大きく違います。対象者と自身の立場がずれていると、思うような成果が得られないかもしれません。
営業やマーケティングなど職種別に対象者を絞っているセミナーもあるので、上手に選べば求めるスキルを効率良く獲得可能です。
セミナー料金から選ぶ
予算内の料金からセミナーを選びましょう。無理はせず、可能な範囲から学びを深めていくのがおすすめです。
セミナーには無料・有料のものがあります。無料だから悪い・有料だから良いとは一概に言えず、内容次第です。初めて参加するなら、リスクの低い無料セミナーを候補に入れましょう。
事前に内容をしっかりリサーチするほか、相場や登壇者も加味して相応だと思えるセミナーを選んでください。
セミナーの開催地域で選ぶ
開催地域から起業セミナーを選ぶ方法もあります。特に数回にわたるセミナーは、通いやすい地域を選んでおくことで交通費を節約可能です。
事業圏内の地域にこだわることは、オフラインでつながれる起業仲間を増やせる側面もあります。地域特有の人脈が広がり、ビジネスにも役立てられるのです。
東京や大阪、福岡といった大都市以外から参加するとなると、行けるセミナーが限られることもあるでしょう。開催地域から選ぶのが難しい場合は、オンラインセミナーも候補に入れてください。
人気の起業セミナーは?おすすめ種類4選
自分に合ったセミナーを選ぶために、起業セミナーの種類を知っておきましょう。ここではおすすめのセミナー4種類を紹介します。
初心者向けの基礎講座セミナー
起業や開業の初心者に向けたセミナーは、会社をつくるための基礎知識の習得を目的としています。設立プロセスや資金の調達方法まで、基礎をしっかりと網羅するセミナーです。
ほとんど知識がない人向けにゼロから学べるイベントもあり、自身のレベルに合わせて選べます。初めて起業にチャレンジする人はもちろん、開業間もないビギナー事業主にもおすすめです。
マーケティングに特化したセミナー
マーケティングに特化した起業セミナーでは、会社の利益を上げる仕組みを学びます。消費者のニーズとウォンツを理解し、買ってもらえる仕組みづくりに役立ちます。
「いいものなら買ってもらえる」という理想だけでなく、売り方や宣伝方法も真剣に考えなくてはなりません。
マーケティングを学べば「自社の商品にどんな魅力があるのか」「どんな商品なら顧客満足度が高くなるのか」といった顧客目線での知識がつき、適切な売り方や宣伝方法を習得可能です。
営業スキル向上セミナー
起業セミナーの中には営業に特化したものがあります。営業スキルが欠けていると商品を効果的にアピールできず、売り上げにつなげられません。
営業にはトーク力・ヒアリング力・提案力の3つの視点が重要です。これらの営業スキルを経営者自らが学び、スタッフの育成へとつなげていくことができます。
女性起業家向けのセミナー
女性起業家に限定したセミナーでは、同じ女性の起業仲間と交流を深めやすくなります。同時に、女性ならではの視点でビジネススキルを磨くことが可能です。
子育てをしながらでもできる起業の方法など、女性が悩みがちな課題にも寄り添ってくれます。主婦からの起業を考えている方にもおすすめのセミナーです。
起業セミナーを開催している企業・団体6選
起業セミナーは全国に無数にあります。今回は首都圏だけでなく各地方でも開催している企業・団体を中心にピックアップしました。
日本政策金融公庫
創業融資などでお世話になることが多い日本政策金融公庫では「創業セミナー」や「経営課題解決セミナー」など、起業前後に役立つセミナーを開催しています。
日本政策金融公庫の融資制度については、冊子版の創業手帳で詳しく解説しています。申請に必要な創業計画書を簡単に作成できるツールも紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。
各都道府県等の中小企業支援センター
中小企業支援センターは、地域の中小企業支援を目的とする組織です。地方自治体によって名称が異なりますが、事業の一環として起業セミナーを行なっている場合があります。
東京都を例にとると、中小企業向けの労務管理セミナー、事業の引き継ぎについて学べる事業承継塾、スタートアップ向けの著作権基礎講座など、多くのテーマで開催中です。
無料で参加できるセミナーも多いので、管轄団体のホームページをのぞいてみましょう。
東京圏雇用労働相談センター
ベンチャー起業などの労務管理をサポートするため、2015年に設置されたのが東京圏雇用労働相談センターです。人事や労務管理などをテーマにした無料セミナーを開催しています。
同様の相談センターは東京のほか、新潟、大阪、福岡、名古屋、仙台、広島に設置されています。労使間の紛争予防を目的とした無料相談も受け付けている機関です。
各地の商工会議所
各都道府県にある、起業者・経営者を支援する団体が商工会議所です。
東京商工会議所では創業検討者に向けた少人数制のセミナー「東商・創業ゼミナール」を開催しています。個別指導や参加者同士のディスカッションを通じ、起業の実践的なスキルが身につくプログラムです。
商工会議所は、セミナーやイベントの開催以外にもさまざまな創業支援を行なっています。冊子版の創業手帳では、商工会議所の活用法について詳しく解説していますので、ぜひチェックしてみてください。
コミュニティビジネスサポートセンター(CBS)
コミュニティビジネスサポートセンター(CBS)は、事業を通じて地域課題の解決を目指す「コミュニティビジネス」の支援組織です。
スタートアップセミナーやビジネスプラン作成セミナーなど、起業に役立つイベントを多数開催しています。東京都の「女性・若者・シニア創業サポート事業」と連携し、対象者に特化した支援も提供中です。
コミュニティビジネス育成・支援には各地の自治体、公共団体等も取り組んでいるところがあります。地元の自治体などに問い合わせてみてください。
創業手帳
創業手帳でも起業支援の取り組みのひとつとして、無料でさまざまなセミナーやイベントを開催しています。
創業手帳は「日本の創業の成功率を上げる」をミッションとし、創業直後の全ての事業者に「創業に関するノウハウが詰まった冊子=創業手帳」を無料で配布している会社です。
一般的な会社設立方法や事業の進め方、ITの活用や融資・補助金制度についてなど、それぞれの専門家を招いて実践的な学びを提供しています。交流会やワークショップもセミナー内で開催しており、起業家同士のコミュニケーションの場としても好評です。
創業手帳は銀行、大手企業、官公庁、団体などからの協賛・後援を受け成り立っているため、無料でありながら充実した内容のセミナーを実現しています。
まとめ・信頼できる起業セミナーを受けて経営スキルを磨こう
起業セミナーは知識やノウハウを得る有力な方法のひとつです。怪しいセミナーを見分ける方法と最適なセミナー選びのコツを身につけ、効率良くセミナーを探しましょう。
起業に必要な情報は、セミナーだけでなく書籍やネット、口コミなどなるべく多くのチャネルから集めることをおすすめします。起業に関する情報をまとめた冊子版の創業手帳も積極的に活用しつつ、起業の準備を進めてみてはいかがでしょうか。
創業手帳から「起業AI」を新たにリリース!起業家からの質問1万件を分析し、ChatGPTと連携したサービスです。「よくある質問のランキング」や「おすすめの質問」を掲載しています。経営課題の解決に役立つツールとしてご活用ください。
(執筆:創業手帳編集部)
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