「Fintech」実は身近にある、決済・融資・会計分野での便利サービスまとめ

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(2016/08/12更新)

2015年頃から、話題になっているFintech(フィンテック)。皆さんも、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。「Fintech」とは、「Financial(金融)」と「Technology(技術)」を組み合わせた造語で、「金融サービスに革命を引き起こす、ITテクノロジーのことを言います。

実はこの「Fintech」、金融関係者のみならず、身近なところにも広がってきています。今回は、身近な「Fintech」のサービスについてご紹介します。

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決済分野での「Fintech」

まずは、決済分野での「Fintech」を見ていきます。

スマートフォンやタブレットを決済端末として活用するサービスの中には、「PayPal」(ペイパル)や「Square」(スクエア)などがあります。

主に店舗や美容院に使われています。

スマートフォンに小さな器具をつけ、お客様のクレジットカードを読み取るだけで決済が完了する、画期的な仕組みです。

これにより、「レジで現金が合わない」という、現金過不足が防止できるのです。

また、これらの「PayPal」(ペイパル)や「Square」(スクエア)経由の入金は早いため、キャッシュフロー改善策としても重宝されます。

また、一般の人がネットショッピングを利用する際、クレジット番号をショップごとにいちいち入力するのは面倒ですし、悪用も不安になりますよね。

しかし、先ほど申した「PayPal」なら、クレジットカード・デビットカード・銀行口座を紐付けた口座を無料で開設できます。

それによりPayPal口座を持った人同士が、スマホを使って簡単に送金できるのです。もちろん、カード番号を取引相手に通知せず決済できます。

融資分野での「Fintech」

インターネット上で、不特定多数の人から小口の出資と協力を募ることができる、「クラウドファンディング」

実は、これもFintechの一部なのです。

Makuake」や「Readyfor」では、目標額を設定し、パソコン等から支援金を集めることができます。こちらは、起業を後押しするサービスとしても使われています。

経営・会計業務分野での「Fintech」

クラウド会計」という言葉、起業家の方なら最近よく耳にするのではないでしょうか。

実は、これもFinTechです。

クラウド会計」は、銀行口座やクレジットカードなどと連携し、会計データの取り込みや仕訳が簡単に行えます。

オンライン上にある銀行口座情報(インターネットバンキング)や、クレジット明細情報を、仕訳データとして自動取り込みができます。

簿記の知識が無くても、おおよそは仕訳ができあがる仕組みになっています。

また、税理士とリアルタイムに監査ができるのも特徴のひとつです。

税理士と、クラウド上で税務管理が行えるため、お互いの時間を削減でき、迅速に監査が出来るメリットがあります。

税理士としても、入力業務の時間を有効に監査に使え、より効果的な経営相談に繋がる革命と考えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

FinTechというと、金融のスペシャリストしかわからないものという認識ありませんでしたか?実は身近にもう皆さんが体感していることだったりします。時代についていくのは大変ですが、覚えてしまえば確実に楽になる仕組みなので、是非取り入れてみてください。

(監修:眞喜屋朱里税理士事務所 代表 眞喜屋朱里(まきや あかり)
(編集:創業手帳編集部)

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