創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2025年11月17日次世代免疫検査技術「GLEIA」応用製品の社会実装を目指す「イムノセンス」が資金調達

2025年11月14日、株式会社イムノセンスは、資金調達を発表しました。
イムノセンスは、独自の免疫検査技術「GLEIA(グライア)」応用製品の社会実装を目指す大阪大学発スタートアップです。
今回調達した資金は、「GLEIA」を応用した超小型・高感度POCTプラットフォームの社会実装と事業成長に活用します。
具体的には、操作性や保存性などの改善、ヘルスケア/アニマルヘルス分野の事業加速、医療分野事業の本格立上げ、量産移管・品質保証体制の強化、海外事業立ち上げの基盤確立などを進めます。
何らかの体調不良が起きた場合、私たちは病院で診察を受け、原因や病名を突き止めて適切な治療を行います。たとえばインフルエンザは迅速診断キットの普及により、その日に診断を受けて薬を処方してもらうことができます。このように臨床現場で行われる検査の仕組みをPOCT(Point of Care Testing)と呼びます。
しかし、迅速診断キットで診断できない病気や、重篤で確定診断が必要な症例では、採取した血液などを専門機関に送って解析してもらわなければなりません。そのため受診から検査結果が出るまでに数日を要し、その間に適切な治療を受けられないことがあります。
もしさまざまな疾患で臨床現場ですぐに検査ができれば、患者は1回の受診で適切な治療を受けられるだけでなく、医療現場の負担軽減も期待できます。
イムノセンスは手のひらサイズながら大型検査機と同等の感度を実現する測定器と小型センサーを開発し、POCTに革新をもたらすことを目指しています。
企業・事業の成長には戦略的な資金調達やシナジーのある企業などとの提携が重要です。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウなど詳しく解説しています。
| カテゴリ | 有望企業 |
|---|---|
| 関連タグ | GLEIA法 Gold Linked Electrochemical Immuno Assay POCT POCT製品 イムノセンス センサー デバイス バイオマーカー 免疫 免疫検査 免疫検査デバイス 免疫検査技術 医療 技術 株式会社 簡易迅速検査 診断 資金調達 |
有望企業の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2022年5月12日、株式会社セルファイバは、総額約4億円の資金調達を実施したことを発表しました。 セルファイバは、細胞ファイバー技術を利用した細胞量産技術の開発を行う、東京大学発スタートアップです。…
2025年3月3日、Spes株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 また、エステティックサロン向け顧客管理ソフトなどを提供する株式会社ウィル・ドゥと業務提携したことも併せて発表しました。 …
2022年6月13日、株式会社Opening Lineは、株式会社ラックと、業務提携契約を締結したことを発表しました。 Opening Lineは、さまざまな分野へのブロックチェーン技術の実装のため各…
2025年3月10日、株式会社エキュメノポリスは、総額2億5000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 エキュメノポリスは、言語学習支援サービス「LANGX(ラングエックス)」を開発・提供して…
2025年8月25日、株式会社NINZIAは、総額1億円の資金調達を発表しました。 NINZIAは、蒟蒻由来の高機能原料と独自のテクスチャエンジニアリング(食感創成)技術を提供しています。 蒟蒻の食物…
大久保の視点
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…

