注目のスタートアップ

サプライチェーンマネジメントSaaS「RECERQA」シリーズを提供する「リチェルカ」が1.3億円調達

company

2024年9月4日、株式会社リチェルカは、総額1億3000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

リチェルカは、サプライチェーンマネジメント(SCM)SaaS「RECERQA」シリーズを開発・提供しています。

仕入・在庫・販売管理において業務知識やシステム知識を習得することなく、簡単に業務を遂行することができるスマートSCM SaaSです。

仕入・販売・商品管理に関するマスタ情報やトランザクション情報を統合しAI分析を行う「RECERQA SCM」や、非定型帳票をまとめてデータ化する「RECERQA Scan」を提供しています。

今回の資金は、プロダクト開発の加速に充当します。


サプライチェーンマネジメントは、サプライチェーン全体におけるモノ、金、情報の流れを管理し、効率化を図る経営手法です。企業のグローバル化が進み、サプライチェーンが国際的に拡大し複雑化する中で、その重要性が一層増しています。異なる文化や商習慣を持つ海外企業との取引が増加する現状では、サプライチェーン管理はより難しくなっています。

サプライチェーンマネジメントを導入することで、需要予測を用いたプロセス計画、在庫の最適化、リソースの効率的な活用などのメリットが期待できます。しかし、原材料の調達や商品の生産・販売、配送、在庫管理など、多岐にわたる業務を一貫して管理するのは難しい点が課題です。

とくに、近年普及しているSaaSは特定の業務に特化したサービスが多いため、サプライチェーンのように幅広い業務を管理するシステムの構築が難しいという問題があります。

これに対処するために、リチェルカは売手と買手が同じプラットフォーム上でデータを共有し、業務の効率化を図るERP3.0を推進しています。この仕組みは、データ連携作業を不要にし、生成AIを活用することで業務のアップデートを目指すプラットフォームです。

リチェルカは、ERP3.0の理念を実現するため、サプライチェーンマネジメントSaaS「RECERQA」を開発・提供しています。

デジタル化は、以前は非効率的だった業務を大幅に効率化する可能性があります。企業が利益を最大化するためには、最適なソリューションを見つける必要があります。シリーズ累計発行部数250万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、大規模なシステム整備には資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウを詳しく解説しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB ERP3.0 RECERQA SaaS SCM サプライチェーン サプライチェーンマネジメント シリーズ マネジメント リチェルカ 仕入 在庫 株式会社 管理 販売 資金調達
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

LINEを活用した妊活コンシェルジュサービス「famione」を提供する「ファミワン」が資金調達
2022年6月1日、株式会社ファミワンは、資金調達を実施したことを発表しました。 ファミワンは、LINEを活用した妊活コンシェルジュサービス「famione(ファミワン)」を提供しています。 不妊症看…
オールインワン型の在庫・販売管理クラウドソフトを無償提供する「Spes」が資金調達
2023年10月2日、Spes株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 この資金調達では、博報堂DYグループである株式会社アイレップとの資本業務提携も締結しています。 Spesは、完全無料の…
D2CブランドやD2Cソリューション事業を展開する「Brandit」がブランドプロデュース事業を展開する「DiGG」と資本業務提携
2022年6月1日、株式会社Branditは、株式会社DiGGと、資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 また、DiGGの代表取締役である江藤倫寿氏を、Branditの執行役員CMO(最高マー…
障害者への療育事業と就労支援事業を展開する「Gotoschool」が累計1億円調達
2022年12月27日、株式会社Gotoschoolは、累計1億円の資金調達を実施したことを発表しました。 また、東京都渋谷区に東京都内2校舎目となる代官山校を開設したことも発表しています。 Goto…
現代アート×Web3コミュニティの「KAMADO」が資金調達
2023年6月5日、株式会社KAMADOが、資金調達を実施したことを発表しました。 KAMADOは、現代アートのWeb3プラットフォームの開発や、アート専門のWebマガジンの運営、独自ガントチャートに…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集