注目のスタートアップ

2024年秋に大阪でライドシェアサービスの展開を目指す「newmo」が3億円調達

company

2024年5月8日、newmo株式会社は、総額3億円の資金調達を実施したことを発表しました。

この資金調達により、累計約20億円の調達となりました。

newmoは、ライドシェアサービスの実現のため、2024年1月に設立された企業です。

2024年2月に大阪のタクシー会社である株式会社岸交に資本参加し、タクシー事業の運営と共に、2024年秋に大阪でライドシェアサービスの開始を目指しています。

今回の資金調達により、ライドシェアサービスの提供に向けた顧客・ドライバー向けアプリの開発や、運行管理システムの開発、国内におけるタクシー事業者への資本参加を行っていきます。


ライドシェアサービスとは、一般のドライバーが運転する自家用車にユーザーが相乗りするサービスのことです。

米国を中心に海外で普及しているサービス形態ですが、日本では白タクとして規制されており、このサービスは運用されていません。

しかし日本国内では人手不足や採算性の問題などにより、地域交通の衰退といった問題が生じています。こうした地域交通は住民の移動を担うだけでなく、観光客を輸送し、地域に活性化をもたらすものとして重要であるため、この課題を解決することが求められています。

ライドシェアはこの地域交通の課題を解決するものとして注目され、議論が加速し、2024年4月から限定的にライドシェアが解禁されることになりました。

この「日本版ライドシェア」では、タクシー会社が運行管理を行うことを条件に、タクシーが不足している地域・時間帯に限定して一般ドライバーが有償で顧客を乗せて運ぶことが可能となるというものです。

newmoは、こうした背景のもと、ライドシェアサービスの展開を目的に、グリー元CFOでメルカリの日本事業を統括していた青柳直樹氏が立ち上げた企業です。2024年秋に大阪でライドシェアサービスの開始を目指しています。

大阪は2025年に大阪・関西万博の開催を控えています。この万博開催に応じて大阪ではタクシーが大幅に不足すると考えられており、この解決策としてライドシェアサービスが期待されています。

ビジネスを成長させるには戦略的な資金調達が重要です。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、クラウドファンディングを成功させる方法など、資金調達に関する情報を掲載しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ BtoB newmo アプリ サステナブル タクシー ドライバー ユーザー体験 ライドシェア 交通 地域 大阪 株式会社 自動車 資金調達 運行管理 開発
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
法人の印鑑証明書の取り方 | 手数料は?どこで?郵送は可能?
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド
合同会社設立マニュアル|流れの6ステップや費用、必要書類などを解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

「HonneWorks」が3,000万円調達 テック業界の社員同士でつながる社会人向け匿名SNS「WorkCircle」を正式リリース
2023年3月8日、株式会社HonneWorksは、総額3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 また「WorkCircle(ワークサークル)」を正式リリースしたことも併せて発表しました…
外国人向け求人掲載メディアの「YOLO JAPAN」が3.3億円調達
2021年11月15日、株式会社YOLO JAPANは、総額約3億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 在留・在日外国人向けライフサポートメディア「YOLO JAPAN」や、外国人向…
検索不要のサロン予約アプリ「requpo」の提供元が2.3億円調達!
平成30年8月29日、株式会社リクポは、総額約2億3,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 割当先は、EEIスマートエナジー投資事業有限責任組合、株式会社アイスタイル、株式会社アドウェイ…
クラウドロボティクスプラットフォームを提供する「ラピュタロボティクス」と「JA三井リース」が資本業務提携
2023年9月7日、ラピュタロボティクス株式会社は、JA三井リース株式会社と資本業務提携契約を締結したことを発表しました。 ラピュタロボティクスは、最先端の制御技術とAI(人工知能技術)を活用した次世…
「あせまねライフ」が株式投資体験アプリを活用した社員研修サービスを4月から提供開始
2021年2月23日、あせまねライフ株式会社は、「賢者のポートフォリオ」を活用した社員研修サービスを証券会社等の社員向けに2021年4月から提供する予定であることを発表しました。 「賢者のポートフォリ…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集