注目のスタートアップ

AIライティングアシスタント「Xaris」を提供する「スタジオユリグラフ」が2,500万円調達

company

2024年1月18日、株式会社スタジオユリグラフは、総額2,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。

スタジオユリグラフは、AIライティングアシスタント「Xaris(カリス)」の開発・提供、BtoB向けオウンドメディアマーケティング支援事業(戦略・制作・運用)、思い出の本の交換でつながる古本屋「思い出書店」の運営を行っています。

「Xaris」は、生成AIと音声入力を組み合わせたライティングアシスタントサービスです。

音声入力・資料検索・構成提案などのアシスト機能により、クオリティを維持したまま執筆時間を70%以上削減します。

今回の資金は、開発体制の強化に充当します。

コンテンツの企画・配信・分析をAIで効率化する法人向けプランの実装、自社メディアに組み込むためのAPI連携など、メディア政策・運営全体をサポートする機能を拡充する計画です。

また、マーケティング施策として、自社メディアでの情報提供や、ユーザーコミュニティの運営を予定しています。これにより、「Xaris」を通じたスキルアップ、ライティング業務の受発注マッチングなど、書き手に向けた広範なサポート体制を整えていきます。


記事・プレスリリース・レポートなど、ビジネスにおいて重要な情報の多くはテキスト(文章、文字媒体)で提供されています。

テキストは、動画・画像・スライドなどと比べて簡素であり、視覚的なわかりやすさはないものの、情報を伝えるための媒体としてはもっとも軽量であるほか、検索性の高さや、全体あるいは一部をコピペすることが容易などの取り回しの良さなどのメリットを有しています。

ほかには、複雑な情報や数値を正確に伝えたりするには、テキストが優れているとされています。

一方、文章は誰もが身近に接する存在でありながら、わかりやすく、情報に抜けのない文章を書くにはある程度のスキルが必要となります。

企業が対外的に公表する文章の場合は高いクオリティが求められます。しかし社内に文章を書く優れたスキルを持つ人材がいない場合、執筆業務は時間がかかるものとなるほか、時には想定していた情報の提供が不可能になることもあるでしょう。

こうした中で、ビジネスにおける多様な業務において、生成AIによるサポートが注目を集めています。

生成AIとは、文章・画像・動画・音声などのデータを生成するAIです。自然言語(日常的に使う言葉)による命令で求めていたデータを生成できることから、急激に普及が進んでいます。

スタジオユリグラフは、この生成AIと音声入力を活用し、話すだけで原稿を書くことができるAIライティングアシスタント「Xaris」を開発・提供しています。

最新技術の導入により、業務を大幅に効率化できる可能性があります。企業が利益を最大化するためには、最適なソリューションを見つける必要があります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、システム整備のためには資金も必要となるでしょう。「資金調達手帳」では、資金調達に関するノウハウも提供しています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI Xaris アシスタント カリス スタジオユリグラフ マーケティング メディア ライター ライティング 制作 執筆 文章 株式会社 生成AI 記事 資金調達 音声入力
資金調達手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

次世代型フィットネスジム「LifeFit」を運営する「LifeCoach」が1.2億円調達
2022年8月24日、株式会社LifeCoachは、総額1億2,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 LifeCoachは、次世代型フィットネスジム「LifeFit(ライフフィット)」を…
「ぐるなび」が「新型コロナウイルス感染症予防対応 多言語動画制作サービス」を開始
2020年10月7日、株式会社ぐるなびは、「新型コロナウイルス感染症予防対応 多言語動画制作サービス」を2020年10月6日から開始したことを発表しました。 「新型コロナウイルス感染症予防対応 多言語…
脂肪組織由来の多機能血小板である「ASCL-PLC」の事業化に取り組む「AdipoSeeds」が1.52億円調達
2022年3月7日、株式会社AdipoSeedsは、総額1億5,200万円の資金調達を実施したことを発表しました。 AdipoSeedsは、脂肪組織由来の多機能血小板である「ASCL-PLC」の事業化…
拡張性の高い商用車向けEV充放電システム開発の「Yanekara」が5,500万円調達
2021年9月8日、株式会社Yanekaraは、総額5,500万円の資金調達を実施したことを発表しました。 一基で複数台のEVを太陽光で充電できる充放電機器(V2X機器)と、電気自動車(EV)など多様…
治験・臨床研究向け文書管理クラウドサービス「Agatha」提供の「アガサ」が3.6億円調達
2021年11月4日、アガサ株式会社は、総額3億6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 治験・臨床研究向け文書管理クラウドサービス「Agatha(アガサ)」を提供しています。 医療業界…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集