創業手帳が選ぶ起業経営ニュース
2023年9月22日令和5年度「既存建築物省エネ化推進事業(省エネルギー性能の診断・表示に対する支援)」補助金
一般社団法人環境共生住宅推進協議会は、令和5年度「既存建築物省エネ化推進事業(省エネルギー性能の診断・表示に対する支援)」を実施しています。
改正建築物省エネ法に基づく省エネ性能表示制度が2024年4月度に施行予定であることを踏まえ、施行に先立ち、既存住宅・建築物の販売・賃貸の際の広告等への省エネ性能表示を行う先行的な取組を支援します。
主な事業要件
・延べ面積300㎡以上の既存住宅・建築物において行う省エネルギー性能の診断・表示
(住宅については複数戸を合算し、1プロジェクトとして提案することも可能)
補助対象費用
・省エネルギー性能の診断に要する費用
・省エネルギー性能の第三者認証・認定の取得に要する費用
・省エネルギー性能の表示に要する費用(広告表示等に要する費用)
補助率・補助限度額
・補助率:補助対象費用に掲げる費用の1/3
・補助限度額:
(非住宅)1棟あたり100万円
(共同住宅)1棟あたり100万円、または一戸あたり5万円のいずれか低い額
(戸建住宅)一戸あたり5万円
応募・交付申請期間
・2023年8月21日(月)~2023年11月30日(木)
2015年9月の国連サミットで全会一致で採択された国際目標である「SDGs(持続可能な開発目標)」。
SDGsは、2030年までに持続可能でより良い世界を作ることを目標としており、17のゴールと169のターゲットを設定しています。そのゴールには、「貧困をなくそう」「質の高い教育をみんなに」「ジェンダー平等を実現しよう」「気候変動に具体的な対策を」などがあります。
気候変動はすでに世界各地に大きな影響を及ぼしています。たとえば、干ばつによる水不足、大規模災害の増加、農地の減少、食糧不足、生物種の喪失、貧困や強制移住といった問題を生じさせています。
このまま気候変動が進むと、私たちの生活や経済活動はこれまで通りにいかなくなることが想定されます。したがって、今後も現在のような生活や経済活動を続けたり、さらに経済成長を目指すためには、気候変動に対抗する必要があります。
こうした背景から、世界的に二酸化炭素を中心とする温室効果ガスの排出削減に向けた取り組みが進められています。
建物の省エネ化は、比較的低コストで高い効果を得ることができる施策です。
そのため政府は、2030年温室効果ガス46%削減(2013年度比)の実現に向けて、2022年6月に建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律を改正しました。
この改正により、建築物の販売・賃貸時の省エネ性能の表示について制度が強化され、2024年4月から「建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度」が開始される予定です。
「既存建築物省エネ化推進事業(省エネルギー性能の診断・表示に対する支援)」は、この制度の開始に先立ち、既存住宅・建築物の販売・賃貸の際の広告などへの省エネ性能表示を行う先行的な取り組みに補助金を交付するものです。
起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。
また、日々更新される補助金・助成金の情報を、個人に最適化してメールでお知らせする「補助金AI」も運営しています。こちらもご活用ください。
ほかにも、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。
読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。カテゴリ | 公募 |
---|---|
関連タグ | 不動産 助成金 建物 建築物 建築物の販売・賃貸時の省エネ性能表示制度 既存建築物省エネ化推進事業(省エネルギー性能の診断・表示に対する支援) 省エネ 補助金 |
公募の創業手帳ニュース
関連するタグのニュース
2023年5月10日、公益財団法人東京観光財団は、令和5年度「夜間・早朝利活用促進助成金」について発表しました。 夜間・早朝に行われるイベントの実施や情報発信の取り組みに助成金を交付します。 対象者 …
経済産業省は、令和6年度「地域の中堅・中核企業の経営力向上支援事業補助金(地域戦略人材確保等実証事業)」の補助事業者の公募について発表しました。 補助事業者が複数の地域企業を束ね、地方公共団体、金融機…
2019年12月16日、株式会社ブリッジ・シー・キャピタルは、「CREAL(クリアル)」において、11月25日より投資申込受付を開始した沖縄県宜野湾市の「第24号沖縄専門学校ファンド」の募集額を、12…
一般財団法人日本貿易関係手続簡易化協会は、「貿易プラットフォーム活用補助金(貿易プラットフォーム活用による貿易手続デジタル化推進事業費補助金)」について発表しました。 貿易プラットフォーム(貿易PF)…
農林水産省は、令和5年度「飼料自給率向上緊急対策事業(令和5年度補正予算(第1号))」の3次公募について発表しました。 国産稲わらの利用拡大等の取組により飼料自給率向上及び飼料生産基盤の強化を図ること…
大久保の視点
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…