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ストーリーを軸とした新たなXR体験を提供する「CinemaLeap」が6,000万円調達

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2023年8月17日、株式会社CinemaLeapは、6,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。

引受先は、インキュベイトファンド株式会社です。

CinemaLeapは、ストーリーを軸とした新たなXR体験を提供するクリエイティブ企業です。

2023年のヴェネチア国際映画祭エクステンデッドリアリティ(XR)部門「Venice Immersive」では、共同製作を行ったVRアニメーション『Sen』(製作:Psychic VR Lab​​×CinemaLeap、監督:伊東ケイスケ)、VR映画『周波数』(製作:大宮エリー事務所​​×CinemaLeap、監督:大宮エリー)の2作品がノミネートされています。

また、企業・自治体などのさまざまなパートナーと共に、XR・メタバースに関するプロジェクトを進めています。

今回の資金は、採用強化による業務拡大、XR映画の体験者層拡大のための新規事業開拓に充当します。


XR(エクステンデッドリアリティ、クロスリアリティ)とは、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などの技術の総称です。

これらの技術は、現実世界と仮想世界(デジタル世界)を融合させ、現実の体験を拡張したり没入体験を実現したりなど、新たな体験を作り出す技術です。

日本では2016年がVR元年と呼ばれています。Oculus RiftやHTC ViveなどのVRデバイスが登場し、アミューズメント施設などに導入され、VRという新たな体験の提供が始まりました。

こうしたXRはエンターテインメントとの親和性が高く、たとえばVRゲームでは『Beat Saber』などのヒット作も誕生しています。

こうした中、近年注目されているのがVR映画です。

VRを利用した映像コンテンツは、作品空間の中に自分が入り込んだような没入体験が得られること、360度自分の好きなタイミングで見る場所を決められることなどの特徴があります。

VR映画ではこうした特徴を活かした作品がつくられており、新たな映画体験を生み出しているほか、クリエイターにとっても新たな表現の場となっています。

カンヌやベネチアなどの国際映画祭でもVR映画を扱う部門が誕生しており、今後のさらなる成長が期待されています。

株式会社CinemaLeapのコメント

このニュースを受けまして、株式会社CinemaLeap 代表取締役 大橋哲也氏よりコメントが届きました。

・今回の資金調達の目的は何ですか?

人材採用、およびXR映画をより多くの方に広めるための新規事業展開が目的となります。

・今後の展望を教えてください。

今後はXR映画をリアルな場所でどう広げていくかにチャレンジしていきたいと考えています。

・読者へのメッセージをお願いします。

XR映画にご興味を持っていただいた方は、ぜひXRの国際映画祭「Beyond the Frame Festival」や、XR映画の上映施設「NEUU」に足をお運びください!

最新技術や最新技術を活用したプロダクトの開発には豊富な資金が必要となります。シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウについて詳しく解説しています。

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