「産業廃棄物処理助成事業」

subsidy

公益財団法人産業廃棄物処理事業振興財団は、令和6年度「産業廃棄物処理助成事業」の募集について発表しました。

産業廃棄物に関する3Rの技術開発(いわゆる廃棄物の発生抑制・減量化技術の開発、循環資源の再利用技術の開発、再生利用技術の開発)、環境負荷低減技術の開発及び既存の高度技術を利用した施設整備やその起業化、農林漁業バイオ燃料法第7条第2項に規定する認定研究開発事業計画に従って行う研究開発事業、小型家電リサイクル法第10条第1項に規定する認定計画に従って行う研究開発、プラスチック資源循環促進法第10条第1項に規定する認定プラスチック使用製品に関する研究開発、同法40条第4項に規定する認定自主回収・再資源化事業計画に従って行う研究開発、同法49条第4項に規定する認定再資源化事業計画に従って行う研究開発に対して助成を行います。

対象となる事業

産業廃棄物に関する次の(1)~(6)を対象事業とします。
(1)3Rに関する技術開発事業、または環境負荷低減に関する技術開発事業
(2)高度技術を利用した3R、または高度技術を利用した環境負荷低減施設の整備事業
(3)上記(1)、(2)に関する起業化のための調査事業
(4)バイオ燃料認定研究開発事業
(5)小型家電リサイクル認定研究開発事業
(6)プラスチック資源循環認定研究事業

年間助成額

(1)技術開発:最高500万円
(2)高度技術施設:最高500万円
(3)起業化調査:最高50万円
(4)バイオ燃料認定研究開発事業:最高500万円
(5)小型家電リサイクル認定研究開発事業:最高500万円
(6)プラスチック資源循環認定研究開発事業:最高500万円


経済活動において産業廃棄物は必然的に生じるものです。一方で、そのすべてがまったく不要である廃棄物というわけではなく、廃棄のコストと活用のコストを比較した上で、廃棄の方が経済的と判断し廃棄されているというケースもあります。

こうした廃棄物のなかには、レアメタルなどの貴重な資源が含まれていることもあります。

近年、SDGs(持続可能な開発目標)が推進され、さまざまな領域で環境負荷を低減するための取り組みなどが進められています。

こうした背景のもと、産業廃棄物処理事業では、これまで捨てられていた資源の有効活用や、リサイクル・循環のための仕組みを作ることが重要となっていますが、もともとコストがかかることが課題であったため、この課題を解決する技術開発や研究開発の重要性が高まっています。

「産業廃棄物処理助成事業」は、3R、バイオ燃料、小型家電リサイクル、プラスチック資源循環に関する技術開発・研究開発を支援する助成金制度です。

「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」をリリースしました。こちらもご活用ください。

また、シリーズ累計発行部数200万部を突破した起業ノウハウ集「創業手帳」や、資金調達のノウハウを集めた「資金調達手帳」も無料でお送りしています。ぜひご活用ください。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 公募
関連タグ 3R バイオ燃料 プラスチック リサイクル リデュース リユース 助成金 小型家電リサイクル 産業廃棄物処理助成事業 補助金
詳細はこちら

令和6年度産業廃棄物処理助成事業の募集について

補助金ガイド
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
一人会社と個人事業主の違いとは。一人でも法人にするメリット・デメリット
【2025年版】会社設立の流れ・手順・やることリストをわかりやすく解説
起業の仕方サムネイル
起業の6ステップ。素人でも失敗しない起業の仕方を大解剖。起業の専門家が体験とデータで解説。
小規模企業共済サムネイル
小規模企業共済とは?危ない?潰れる?加入手続きから解約方法、メリット・デメリットまで徹底解説!
法人成りとは?個人事業主が「法人化」をするメリット・デメリットや手続きなどを解説!
【2025年最新】クラウドファンディングのやり方とは?仕組み・種類・始め方の手順ガイド

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

令和5年度「官民連携新技術研究開発事業」補助金
農林水産省は、令和5年度「官民連携新技術研究開発事業」の公募について発表しました。 農業農村整備事業の現場にすぐに生かせるほ場レベル(フィールドレベル)での創意工夫等による新技術開発を、官民の密接な連…
「Greater Fukuoka」が環境配慮素材「LIMEX」を展開する「TBM」に出資
2023年4月3日、株式会社Greater Fukuokaは、株式会社TBMに出資を行ったことを発表しました。 TBMは、石灰石を主原料とした新素材「LIMEX(ライメックス)」や再生材料を50%以上…
「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」16次締切公募開始
2023年7月28日、独立行政法人中小企業基盤整備機構は、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」16次締切の公募開始について発表しました。 「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金…
【農林水産省】令和7年度「野菜種子安定供給対策事業」公募
農林水産省は、令和7年度「野菜種子安定供給対策事業」の公募について発表しました。 厳しい環境の中、世界各地に分散した生産によりリスク回避できる生産・供給構造をより盤石にするため、野菜種子の安定供給に資…
【最大100万円】「商店街にぎわい創出事業(被災商店街等再建支援事業)」令和6年能登半島地震被災商店街を支援
「商店街にぎわい創出事業(被災商店街等再建支援事業)」5次公募のお知らせです。 令和6年能登半島地震により被害を受けた石川県に所在する商店街等が行う、賑わいを創出し商店街等の復旧復興に資する「にぎわい…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集