令和5年度「自立型ゼロエネルギー倉庫モデル促進事業」補助金

subsidy

一般財団法人環境優良車普及機構は、令和5年度「二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(建築物等の脱炭素化・レジリエンス強化促進事業のうち自立型ゼロエネルギー倉庫モデル促進事業)」について発表しました。

物流倉庫において、省人化・省エネ型機器(無人フォークリフト等)と再生可能エネルギー設備(太陽光発電設備等)の同時導入を支援することで、CO2排出量の削減とともに、労働力不足対策や防災・減災対策を同時実現することを目的としています。

対象事業の要件

・倉庫業者が営業倉庫内作業の省人化・省エネ化に資する機器(無人フォークリフト・無人搬送車・自動化倉庫設備等)と再生可能エネルギー設備(太陽光発電設備等)を同時導入する事業
・省人化・省エネ化に資する機器を導入することにより、営業倉庫内の照明・空調等にかかるエネルギー消費量を削減するとともに、従来型のフォークリフト等を使用した場合よりもエネルギー消費量を削減し、さらに再生可能エネルギー設備を導入することにより、営業倉庫全体としてCO2排出量の大幅削減が図られる事業
・当該施設が既に再生可能エネルギー設備を備えている場合であって、再生可能エネルギー設備において発電する電力を当該施設において消費する場合に限り、省人化・省エネ化に資する機器のみを導入する事業
・再生可能エネルギー設備の導入については、当該設備において発電する電力を当該施設において消費する場合に限り補助対象。なお、再生可能エネルギー設備のみを導入する事業については補助対象外
・蓄電池の導入については、再生可能エネルギー設備との同時導入又は当該施設が既に再生可能エネルギー設備を備えている場合であって、かつ、省人化・省エネ化に資する機器との同時導入の場合に限るものとし、蓄電池への電力供給は再生可能エネルギー設備からなされることが必要
・本事業の初年度は、機器・設備の導入を伴わない事業については、補助対象外

補助事業者

・倉庫業者
・ファイナンスリース会社

補助金の交付額

補助対象経費の1/2以内(上限1億円)

補助対象経費

事業を行うために必要な工事費(本工事費、付帯工事費、機械器具費、測量及試験費)、設備費、業務費及び事務費

公募期間

2023年7月10日(月)~2023年8月10日(木)17:00


世界の平均気温は長期的にみて上昇傾向にあります。もしこのまま地球温暖化が進むと、今世紀末には地球の平均気温が最大で約4.8℃上昇するという予測があります。

地球温暖化が進むと地球全体の気候が変動し、暑熱や洪水など異常気象による被害、作物を育てるための農地の減少、利用可能な水の減少などさまざまな影響が出ると懸念されており、すでにいくつもの地域でその影響が見て取れます。

SDGs(持続可能な開発目標)においては、持続可能な社会を実現するため、目標13「気候変動に具体的な対策を」を掲げており、企業に対しても具体的な対策を求めています。

こうした背景から、産業界では環境対策や資源を有効利用することを目的とした地球にやさしい物流であるグリーンロジスティクス(グリーン物流)が推進されています。

物流倉庫は物流の拠点となる存在ですが、設備の老朽化、標準化の遅れによる非効率的な積み下ろし、自動化設備などの導入の遅れ、古い冷蔵設備による高い環境負荷といった課題を抱えています。

「自立型ゼロエネルギー倉庫モデル促進事業」は、こうした物流倉庫が抱えるさまざまな課題を、テクノロジーを活用することで一体的に解決することを目的としています。

起業ノウハウ集「冊子版創業手帳」の別冊「補助金ガイド」では、専門家に監修してもらいながら、創業手帳が実際に補助金申請を行った経験をもとに補助金・助成金活用や申請のノウハウを解説しています。また、日々更新される補助金・助成金の情報を、それぞれ最適化してメールでお知らせをする「補助金AI」も提供しています。こちらもご活用ください。

また、企業では補助金以外にも融資や出資などによって資金を調達することも重要です。「資金調達手帳」では、VCから出資を受けるためのノウハウや、融資、クラウドファンディングなど、さまざまな資金調達のノウハウを解説しています。

カテゴリ 公募
関連タグ CO2排出量 エネルギー 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金 倉庫 再生可能エネルギー 太陽光発電 導入 建築物 支援 機器 無人 省エネ 省人化 脱炭素化
詳細はこちら

令和5年度 自立型ゼロエネルギー倉庫モデル促進事業

創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事
起業するには何から始める?ゼロからできる起業のやり方【5ステップ解説】
【2025年版】会社設立のやること・流れ・費用をチェックリストで完全解説
【2025年最新】東京都の創業・起業者支援「創業助成金(創業助成事業)」について解説
【起業準備】会社設立前に絶対にやるべき10のアクションリスト
家族を従業員にする4つのメリットと注意するべきポイント
あなたの会社に合った補助金・助成金がすぐわかる!自動マッチングツールを導入しよう

公募の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

GXマネジメントツール「Enecon」提供の「PID」が2億円調達
2022年5月31日、株式会社PIDは、総額2億円の資金調達を実施したことを発表しました。 PIDは、GXマネジメントツール「Enecon」を開発・提供しています。 カーボンニュートラル実現に向けたグ…
AIによる感染症の診断支援と細菌検査の自動化により薬剤耐性問題に取り組む「カーブジェン」が資金調達
2023年1月16日、カーブジェン株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 カーブジェンは、薬剤耐性菌の問題を解決することを目的に、細菌感染症菌種推定・適正抗菌薬選定支援システム「BiTTE…
【2/17締切】令和7年度「エネルギー構造高度化・転換理解促進事業」
2025年1月14日、経済産業省資源エネルギー庁は、令和7年度「エネルギー構造高度化・転換理解促進事業」の公募について発表しました。 原子力発電施設が立地する自治体等が実施する、エネルギー構造の高度化…
完全自動運転のロボットタクシーの実現を目指す「ムービーズ」が資金調達
2025年5月19日、株式会社ムービーズは、資金調達を発表しました。 ムービーズは、完全自動運転のロボットタクシーの実現を目指し、2024年5月に創業した金沢大学発スタートアップです。 2024年7月…
【3/11開催】研究開発型ベンチャー・起業家向け支援イベント「DEEP TECH SUPPORT FESTA 2025」
「DEEP TECH SUPPORT FESTA 2025~最新の支援施策が集結!スタートアップと事業会社の未来をつなぐ~」のご案内です。 「DEEP TECH SUPPORT FESTA 2025」…

大久保の視点

明治大学ビジコンで優勝&100万円獲得はゼファーさん明治大学2年「NEUROGICA」メンタルIoT
2025年3月14日(金)に明治大学・御茶ノ水キャンパスで第3回明治ビジネスチャレンジ(明治ビジチャレ)が明治大学経営学部主催で行われました。 明治大学の各…
(2025/3/14)
日本サブスク大賞2024グランプリはAI英会話スピークバディが受賞!
日本国内で唯一のサブスクリプション特化型イベント「日本サブスクリプションビジネス大賞2024」が、2024年12月4日(水)にベルサール六本木で開催されまし…
(2024/12/4)
国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
創業手帳 ファウンダー 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集