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エンターテインメントコンテンツの企画・製作を手がける「カルチュア・エンタテインメント」と「学研ホールディングス」が資本業務提携

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2023年7月3日、カルチュア・エンタテインメント株式会社は、株式会社学研ホールディングスと資本業務提携契約を締結したことを発表しました。

カルチュア・エンタテインメントは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社の持分法適用会社であり、映像、出版、音楽などのエンターテインメント分野やライフスタイル分野の企画・製作事業を展開しています。

今回の提携により、中長期的な協働関係を構築し、両社が保有するIP・知見を活用し、さまざまな生活者のニーズを満たす価値提供の場の拡大を目指します。

具体的には、両社が持つメディアやプラットフォーム(リアル/デジタル)の相互連携、オリジナル商品やイベントの共同企画開発・連動プロモーション、両社IPを活用したメディアミックスの共同展開・拡販を行います。


経済産業省の資料「コンテンツの世界市場・日本市場の概観」(2020年2月)によると、世界のコンテンツ市場規模は約128.8兆円と非常に大きく、また日本のコンテンツ市場規模も約10.6兆円と巨大な市場となっています。

エンターテインメントコンテンツは時代の流れによってメディアを変化させてきました。近年は、コロナ禍によってリアル会場を必要とするコンテンツは壊滅的な被害を受けましたが、一方で、オンラインで映像を届ける動画配信市場は記録的な成長を遂げています。

今後エンターテインメントは、VRなどのXRや、5Gなどの最先端のデジタル技術の影響を受け、新たなコンテンツを生み出したり、ビジネスモデルの転換を図ったりすることになると予測されています。

スマートフォンでの閲覧に最適化された、フルカラー・縦スクロールのデジタルコミックであるWebtoonの流行は、スマートフォンが普及する時代において象徴的なできごとであり、こうしたスマートフォンでの閲覧を主眼に置いた表現は今後も増加すると考えられます。

こうしたなか、カルチュア・エンタテインメントが学研ホールディングスとの提携により、どのような事業を展開していくのか注目が必要です。

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カテゴリ 有望企業
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