注目のスタートアップ

AI・秘密計算によるインダストリーデータの活用を促進するPrivate AIプラットフォームを提供する「EAGLYS」と「TIS」が資本業務提携

company

2023年6月27日、EAGLYS株式会社は、TIS株式会社と、資本業務提携を締結したことを発表しました。

EAGLYSは、秘密計算を中心としたデータセキュリティ技術とAI設計技術により、インダストリーデータの活用を促進するPrivate AIプラットフォームを提供しています。

また、プライベートデータに安全かつ効率的にアクセスし活用するためのAI・セキュリティ技術を研究開発しています。

今回のTISとの提携により、秘密計算を利用したPrivate AIのさらなる技術展開を行うほか、既存・新規業界での積極的な協業を進めます。


国内の企業ではDX(デジタルトランスフォーメーション)が推進され、テクノロジーとデータの活用が重要なテーマとなっています。

現在、多くの企業ではSaaSなどの導入が進み、テクノロジーによる業務効率化は大きく進んだ印象があります。一方、データ活用についてはハードルがある企業が多く、今後はデータをどのように活用するかがDXの重要なポイントとなってくるでしょう。

企業においてデータ活用が進まない理由はさまざまですが、普遍的な理由としては、データを扱うための基盤が整備されていないこと、データを扱う人材(データサイエンティストなど)がいないことが挙げられます。

企業に蓄積されているデータには、個人情報を含んだものも数多くあります。こうしたデータは企業の競争力の源泉として非常に有効に活用することができますが、一方で活用のためには個人情報保護法などの規制に対応する必要があります。多くの企業ではこうした規制に対応するための環境の構築ができていないため、データを活用できない状況にあります。

秘密計算技術は、データ分析の際にデータを生の状態に戻すことなく暗号化したままの状態でデータを計算する技術のことです。これによりプライバシーや機密の保護を担保したままデータを扱うことができるため、個人情報などのデータの活用が可能となります。

EAGLYSは、こうした秘密計算技術やAI設計技術により、企業のデータ活用を支援しています。

AI技術の発展により、ビッグデータの活用が進んでいます。またデータ分析の効果を最大化させるには、データ活用を前提とした業務環境を整えることも重要です。「冊子版創業手帳」では、創業期の社内システムの整備ノウハウを詳しく解説しています。また、ICTの専門家にインタビューを行い、創業期のシステム整備のメリットや注意点なども伺っていますので、こちらも参考にしてください。

また、大規模な社内システムの整備のためには資金調達も必要となるでしょう。「資金調達手帳」により、資金調達に関するノウハウを無料でお届けてしています。

読んで頂きありがとうございます。より詳しい内容は今月の創業手帳冊子版が無料でもらえますので、合わせて読んでみてください。
カテゴリ 有望企業
関連タグ AI EAGLYS Private AI TIS TISインテックグループ インダストリーデータ セキュリティ データ プライバシーテック プライベートデータ 個人情報 技術 株式会社 活用 秘密計算 秘密計算技術 資本業務提携
創業手帳
この記事を読んだ方が興味をもっている記事

有望企業の創業手帳ニュース

関連するタグのニュース

調達・購買部門向けクラウドサービス「Leaner見積」提供の「Leaner Technologies」が6.8億円調達
2022年9月7日、株式会社Leaner Technologiesは、総額6億8,000万円の資金調達を実施したことを発表しました。 Leaner Technologiesは、調達・購買部門向けクラウ…
Web会議などで自分の外見をAIによって置き換える「xpression camera」が正式リリース
2022年3月31日、株式会社EmbodyMeは、「xpression camera(エクスプレッションカメラ)」の正式版をリリースしたことを発表しました。 「xpression camera』は、自…
2024年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/国際共同研究開発」公募予告
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、2024年度「ディープテック・スタートアップ支援基金/国際共同研究開発」に係る公募の予告について発表しました。 ディープテック・スター…
てんかん患者・家族向けプラットフォーム「nanacara」運営の「ノックオンザドア」が資金調達
2020年5月14日、ノックオンザドア株式会社は、資金調達を実施したことを発表しました。 てんかん患者・家族向けプラットフォーム「nanacara(ナナカラ)」を開発・運営しています。 てんかん患者の…
著名人からのビデオメッセージを依頼できるサービス提供の「レターファン」が資金調達 サービスを正式ローンチ
2022年3月2日、株式会社レターファンは、資金調達を実施したことを発表しました。 また、「レターファン」の正式サービス提供を開始したことも併せて発表しました。 「レターファン」は、スポーツ選手やお笑…

大久保の視点

国際団体エンデバージャパン「EndeavorJapanSummit 2024」を現地レポート!
パネルセッション例:中村幸一郎(Sozo Ventures ファウンダー・著名な投資家)、ヴァシリエフ・ソフィア市副市長(ブルガリアの首都) 「Endeav…
(2024/10/9)
「JX Live! 2024」JX Awards大賞はNYでイチゴが大ヒットの古賀大貴さん(Oishii Farm 代表)
2024年10月9日、虎ノ門ヒルズフォーラムにて、「JX Live! 2024」が新経済連盟主催で行われました。 「JX Live!」は、「JX(Japan…
(2024/10/9)
「スタートアップワールドカップ2024」世界決勝を現地速報!優勝はEarthgrid(米代表・プラズマでトンネル掘削)
2024年10月4日、世界最大級のビジネスピッチコンテスト「スタートアップワールドカップ(SWC)2024」の世界決勝戦が、米国・シリコンバレーで開催されま…
(2024/10/5)
創業手帳 代表取締役 大久保幸世のプロフィールはこちら

注目のニュース

最新の創業手帳ニュース

創業時に役立つサービス特集